ライカ M モノクロームの解像感がスゲーーー!!

 

今欲しいカメラが二つある。
一つは王道の「canon EOS 1D X」。
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/1dx/index.html

購入はマップカメラさんがオススメです。

もう一つは「ライカ M モノクローム」だ。
http://jp.leica-camera.com/photography/m_system/m_monochrom/

今の時代、ライカだからこそできるであろう、モノクロ撮影専用のカメラだ。
カラーで写真撮れるのになんで今さらモノクロ?と思う方もおられると思う。
私にはまだ難しくて手を出してはいないが、カラー写真とモノクロ写真は別物だと思う。

モノクロ写真は言わずもがなカラー情報が無い。
光の強弱(輝度)と被写体の形のみだ。
だからこそ、絵にならないものを撮ると本当に絵にならない。
色で誤魔化せる分だけカラー写真の方が楽に思える(モノクロ写真とは別の苦労はあるのだけども)。

 

 

●技術に裏付けされた解像感

こちらのHPを見てもらうと分かるが、ライカ M モノクロームでの撮影画像はピントの合っている所がものすごくシャッキリとしている。
それに比べると、同じくフルサイズのカラー機であるM9-Pの画像が眠たく思えてしまうくらいだ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20120824_554927.html
なぜこんなにもシャッキリと解像しているのだろうか。

一般に写真の解像感を落としているのローパスフィルターだとされている。
一般に使用されているCCDやCMOSなどの画像素子それ自体は輝度情報(つまりモノクロ)しか検出できない。
どうやってカラー写真とするかと言うと、画像素子の前に特定の帯域(色)のみを透過させるカラーフィルターを並べる。
光の3原色なので緑、青、赤となる。
この場合、ある画像素子は緑、ある画像素子は青と言った具合に一色ずつ検出される。
それをコンピューター(いわゆる画像エンジン)で合成しカラー写真としている。
画像素子の検出した互いの色を補完、調整しつつ最終的にカラー写真となるわけだが、その段階で条件によっては本来無い色(偽色)が生まれてしまう。

偽色を防止するため、ローパスフィルターというものをかぶせて少し像をぼかす。
結果偽色は帽子できるものの、画像自体の解像感は落ちてしまう。

こちらのサイトが参考になります。
http://www.kansmemo.com/photo/camera/principles/entry-193.html

ライカ M モノクロームの元となったM9もローパスフィルターを廃したモデルであるが、カラーフィルターすら廃してしまった。
カラーフィルターもある種のフィルターには違いないので、それが少なからず画像をシャープさを鈍らせているのは比べて見るとお分かりになるだろう。
数値的には30%ほど解像度が上がっているという。

カラーで撮っておいて後でモノクロにすることもできるが、モノクロでしか撮れないとなるとやはり意気込みが違う。
そして凄まじくシャープな写真が撮れるとなればなおさらだ。
だから、ものすごく欲しいのです。
ライカ M モノクローム!!
お値段はざっと80万円也だwwwww

●手水舎(モノクロ)

クリックで拡大します。

ライカ M モノクロームに倣ってモノクロ写真を。
最初からモノクロではなく、カラー写真をモノクロにしたもの。
現像はいつものSILKYPIXではなく、キャノンのカメラに付属しているDPP(Digital Photo Professional)にて。
というのは、デジタルレンズオプティマイザというレンズの収差やローパスフィルターなど、解像感を低下させている問題を補正し、本来あるべき画像へと戻してくれるも機能があるからだ。
正直、ちょっとシャープになったかな、くらいのものだった。
使用したレンズ(EF24-105mm F4L IS USM)が優秀なのか、フルサイズ用のレンズをAPS-Cで使っていることが効いているのか、キャノンのローパスフィルターを含めたチューニングが優秀なのか分からないけども、嬉しい誤算だった。
ちなみに、撮影はシュタインズゲートの聖地である秋葉神社にて。

Canon EOS 7D,EF24-105mm F4L IS USM ,ISO感度:100 | シャッター速度:1/60秒 | 絞り値:F4 | 焦点距離:24 mm DPP(Digital Photo Professional)にて現像。

手水舎

レビューポータル「MONO-PORTAL」

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