先端技術の一端に触れられるTEPIA先端技術館

 

聖徳記念絵画館前の運動場で、いちょう祭りなるものが開催されていた。
様々な出店が出ており、縁日なんか特有のいろいろなものを調理した時の香ばしい匂いが漂い、否が応でも心躍る。
ここの入り口でもらったパンフレットを見てみると、先端技術体験ツアーなるものの表記が。
クルマ見に来て浮気するのはあれだけども、ぜひ行ってみたくなった。

やっている場所はメインの会場からはちょっと離れ、「TEPIA先端技術館」というところだ。

新国立競技場
途中建設途中の新国立競技場の横を通り抜ける。
まだ更地に毛が生えたくらいに思っていたのだけども、丸い外観なんかはけっこうできてきている。

 

到ちゃこ。
先端ツアー自体は時間限定でやっているようなので諦め、常設展示を見る。
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アザラシ型癒し系ロボットのパロ。
本名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(ウソです)
介護の現場で役に立っているという。
撫でると反応するので、ロボットと分かっていてもなかなか不思議な気持ちになってくる。
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免震装置を体験させてくれた。
ベアリングやローラーなどを使って震度6を震度3程度に低減させてくれる。
椅子に座って固定されるので震度6でもそこまでの揺れは感じないが、立ってはいられないだろう。
地震大国日本ではとても重要な技術である。
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台風風力発電。
既存の風車型のものは、微風でも動いて発電できる反面、台風などの強風では回りすぎて壊れてしまう。
だが、せっかくの強風で発電できないのはもったいないということで、強風時に使う風力発電機が検討されている。
これは、強風時にのみ発電を行う。
中にモーターが内蔵されていて、回すのに電力を食うのだという。
微風では回す為の電力の方が大きいので収支はマイナスとなるが、強風ではプラスに転ずる。
微風から強風まで対応する発電機もいずれは作られるのだろうとは思う。

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緩まないボルトである、ハードロックナット。
もう進化しないと思われるものでも決してそんなことはないと考えさせられる。

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人工筋肉とオリハルコンを織り込んだアーマードマッスルスーツ。
これであなたもスプリガン!!

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石から作られた新素材であるLIMEX(ライメックス)。
プラスチックの代替素材と説明があるが、紙のようにもできる。
元が石なので耐水性が高く、水に濡れても字を書くことができる。

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人造蜘蛛の糸を研究しているスパイバー。
人工的に作らたタンパク質素材(QMONOS)を使って作られているという。

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写真ではよく見えないが、ロボットの腕には芯が出た状態のシャープペンシルが握られている。
それをウィンウィン動かし、手前にあるシャープペンシルに入れるというもの。
シャープペンシルの芯を書く側から入れるのは人間でも苦労する。
それを少しの引っかかりもなく出し入れする様はなかなかスゴイ。

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数千ワット級、肉も数秒で焼け焦げる超巨大電球・・・ではなく、スーパーカミオカンデ等に使用されている光電子増倍管。
これが水とニュートリノがぶつかった時のわずかな光を捉える。
一度見に行ってみたいものだ。

 

駆け足ではあるものの、とても興味深い所であった。
入場無料というのもありがたい。

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