深夜の安房白浜灯台がちょっと怖かった

 

今シーズンまだ一回も天の川を撮りに行っていないので、ちょっとくらいは行っとかにゃと思い、夜中に出てきた。
行った先は安房白浜灯台。
何か良いところないかなと思いグーグルマップをチラチラ見ていて見つけた。

 

大体の場所は分かるものの、現地まで行くと途中でナビに見放される。
現地に到着したといっているものの灯台なんて見当たらない。
どこだよ!?
どうももう一本海側に道があるようだ。
ここだ!とばかりに細い道に入ると、舗装されていないガタガタ道に。
これ大丈夫かよ、スタックしないかなと心配になりながらも、現地に到着。
確かに灯台あるある。
あるにはあるものの、なかなかの場所だ。

 

灯台なのでもちろん海岸縁にあるものの、下は岩場でものすごく転びそう。
誰もいないので、ヘッドライトの赤いフィルターは外した。
赤いの付けてると地面の凹凸が分かりにくく、これは転ぶなと判断した。

安房白浜灯台

canon EOS R6/ キャノン RF24mm F1.8 MACRO IS STM
絞り:F1.8 シャッタースピード:20秒 ISO感度:800 焦点距離:24mm

まだ月が出ているので空が明るい。
ISO800でこんなに明るくなっちゃう。
それに思った以上に雲がある。

安房白浜灯台

canon EOS R6/7artisans 10mm F2.8 FISHEYE
絞り:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2500 焦点距離:10mm

地面はこんな感じの岩場になっていて、下手に動くと転ぶ予感しかない。

 

とりあえず月が沈むまで車で寝る。
潮騒を間近に聞きながら寝るのはなかなかに気持ちが良い。

安房白浜灯台

canon EOS R6/7artisans 10mm F2.8 FISHEYE
絞り:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:4000 焦点距離:10mm

月が沈み、空も晴れてきた。
まだ雲があるものの、灯台の上にある綿のような形の雲がなかなかにカッコいい。
薄く霞がかっているようで、条件的にはあまり良くはないか。

安房白浜灯台

canon EOS R6/7artisans 10mm F2.8 FISHEYE
絞り:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:5000 焦点距離:10mm

晴れた晴れた。
結局こうやって雲が切れたのは10分かそこらだけだった。
それでも待っていたかいはあったというもの。

安房白浜灯台

canon EOS R6/ LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF 10mm F2.8 ZERO-D FF
絞り:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:6400 焦点距離:10mm スターリーナイト・プロソフトン使用

雲が切れている間にスターリーナイト・プロソフトン(光害除去+ソフトフィルター)付きの10mmレンズに変える。
結果的には、星の色自体は出しやすいものの、強い光源を直に入れるとフレアやゴーストもあってあまりよろしくない事が分かった。

安房白浜灯台

canon EOS R6/ LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF 10mm F2.8 ZERO-D FF
絞り:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:6400 焦点距離:10mm スターリーナイト・プロソフトン使用

空を見ていると飛行機は元より、人工衛星が頭上を通って行くのがよく見える。
その中で、一際明るいものが北西から南東方向(写真左端の線。おおよそ南東方向に灯台を見ている)移動していくのが見える。
点滅していないので飛行機ではないだろう。
ISS(国際宇宙ステーション)は時間帯が違うし、何だろう。

安房白浜灯台

見てみるとこの「DRAGON CRC-32」というものしかない。
高度が417kmと高くないので明るく見えたのだろうか。

 

 

これって、かのイーロン・マスク率いるスペースXのあれよね。
本当にこれかどうかは分からないけども、空の彼方を飛んでるものが見えるのだからスゴイよなあ。
まあ、条件的にそれほど良くはなかったけども、久々に海に来て気持ちが良かった。

安房白浜灯台

canon EOS R6/ LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF 10mm F2.8 ZERO-D FF
絞り:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:6400 焦点距離:10mm スターリーナイト・プロソフトン使用

そんなことを考えていると、北か北東辺りに一際明るい星が見えた(写真中央付近の明るい星)。
スマホのアプリで見てみると、アンドロメダ座のミラクとある。
知らんなあ。

 

 

ウィキペディアによると、アンドロメダ座β星で、距離は200光年(近いじゃん)、明るさは2等とある。
写真では高感度で長時間露光かつソフトフィルターがかかっているので見た目より大きくなってはいるものの、ちょっと霞んでいるし、肉眼でも2等って明るさかっていうほど目立っている。
ミラクに見守られつつ、うっすら明るくなってきた空を後にするのでした。

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