ブレには手ブレだけでなくもう一つある。
撮る対象が動いていることで起こる被写体ブレだ。
被写体ブレを防ぐにはやはりシャッタースピードを上げるしかない。
言われるまでもないことかもしれないが、カメラに任せっきりのオートで撮るとブレブレの写真ができてしまう場合もある。
分かりやすい実例があったので紹介したい。
下の画像は以前首都圏外郭放水路の見学に行った時のもの。
シャッタースピードは1/8秒なのでかなり遅い。
動かない柱はもちろん止まっており、また、右で写真を撮っている人も同様だ。
でも歩いている人はブレて写っている。
これを全部止まった写真にしようと思ったら、シャッタースピードを上げるしかない。
ただし、この時は、レンズの絞りは既に開放であり、当時使っていたEOS 40DはISO感度800位が限界だと思っていたので(マニュアルでもう少し上げられるが、ノイズが酷くなるので)シャッタースピードはこれ以上上げられない。
適材適所というやつか。
昔の写真を探していたら、ちょっと懐かしくなった。
被写体ぶれは、人物の動きがあるので素敵な時もありますね。
飛ぶ白鳥を、わざとシャッタースピードを遅くして撮られている人もいます。
凄く難しそうで、試してもブレて、アップできませんでした。
表現したいものによってシャッタースピードを変えられると、写真がスゴク楽しくなってきますよね。
自分は、白鳥は撮ったことはありませんが、飛行機などの流し撮りは何回もやることで勘所が分かってきました。
その要領で電車をやろうとしたら全滅でした。
もう数をこなすしかなさそうです。