深夜のおせんころがしで裏世界ピクニック

 

国道128号を南へ向けて走行中、勝浦付近で「おせんころがし」という看板が唐突に現れる。
正確にはそういう看板があったのだけども、今回行った時には気が付かなかった(看板がなくなったのか、夜で気が付かなかったのかは不明)。
ずっと気になっていたのだけども、大概ここを通る時は他に用事があってなかなか行けなかった(心霊スポットという噂もあるし・・・)。
まあそれはともかく、緊急事態宣言やマンボウが発出されていて遠出ができない昨今、行くっきゃないだろうと思い行ってみた(深夜にwww)

 

ナビには乗っているので近くまでは行けるのだけども、看板が見当たらないので入り口が分からない。
この辺りだろうと思って脇道に入ってみると、どう見ても行けないだろうというところや、狭い崖に張り付くような道に入ってしまったりと、なかなか辿り着けない。
仕方ない歩くかと覚悟を決め、先に入ったどう見ても行けないだろうという道に車を停め、少し歩いてみるとお墓みたいなものがそこにあった。

おせんころがし

絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:3200 焦点距離:17mm
ソフトフィルター使用。

 

27秒という中途半端なシャッタースピードは、500÷17mmで29秒強だけども、少し星が流れるので、余裕を見て2秒ほど短くした由。

 

私は別に心霊スポット巡りを趣味とはしていないので、深夜にお墓みたいな所に来るとスゲー怖い。
きっと私はセロトニントランスポーター遺伝子が短いのだろう(裏世界ピクニックより)。

 


 

この供養塔裏に「危険、立入禁止」という看板が立っている。
ちょっと覗いてみたところ、そこは断崖絶壁。
超怖えーーー。
場所が場所だけに、ふいに突風が吹いたり何かに足を引っ張られたりしそうだ。

おせんころがし

絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm
ソフトフィルター使用。

 

両側を丘に囲まれた細い道を歩いてここまできた。
明るければまた違うのかもしれないけども、ヘッドライトを着けているとはいえ、見通しが効かないのでものすごい圧迫感がある。

おせんころがし

絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:3200 焦点距離:17mm

 

豪族の娘お仙。
年貢で苦しむ領民に心を痛め、父親を説得するも失敗。
領民による父親殺害計画を知ったお仙は、身代わりとなって夜の海に断崖から投げ込まれてしまう。
翌朝、殺したのが身代わりとのお仙だったと知った領民は、悲嘆に暮れ、ここに地蔵尊を立てて供養した。
父親も心を入れ替えたという。

 

お仙が投げ込まれたのは夜。
私がいるのはまさにその時間帯ということになる。
お仙を断崖絶壁から転がしちゃったから「おせんころがし」か。
嫌な名前だな。

おせんころがし

絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:1600 焦点距離:35mm

 

草が生えていて正面方向は見通しが効かない。
かろうじて海岸が見える程度。
なので、危険という看板の裏を覗いてみた次第。
危険と表示してくれるのにそこから転落したらダダの間抜けというのもあるけども、本当は怖くて除くだけにしだだけ。

おせんころがし

絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:800 焦点距離:35mm

 

遠くに見えるのは、鴨川の明かり。
海沿いはかなり明るい。
右側の空が明るいのは、月があるから。

おせんころがし

絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm
ソフトフィルター使用。

おせんころがし

絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:3200 焦点距離:17mm
ソフトフィルター使用。

 

月が山に隠れたら天の川が薄っすら見えてきた。
肉眼だと、かろうじてあれが天の川かな?と分かる程度。

 

結論としては、深夜にこんな所に来るもんじゃあないwww
以上!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です