山田五郎さんに脱帽 ぶらぶら美術博物館

 

面白い番組を見つけた。
BS日テレで放送中の、「ぶらぶら美術博物館」という番組だ。
http://www.bs4.jp/guide/entame/burabura_art/index.html#

題名にあるように、いろんな美術館や博物館を廻る番組だ。
今さらながら、ホストを務める山田五郎さんの膨大な知識に舌を巻いた。
絵や美術の作者や時代背景などがスラスラと出てくる様は圧巻だ。

写真が上手くなるためには、いろんな人の撮った写真を見ることもそうだけれども、絵画や彫刻などの美術品、またその他のものに触れることも同じくらい大事だと思う。
様々なものを見ることで自分なりの美や醜が身についてくるのだと思う。
それをどのくらいやれば上手くなるなんてことは具体的には言えない。
むしろ生きている間はずっとと言っても過言ではない。
生涯勉強を続ける過酷で孤独な道である。

マンガ、マスターキートンに、「人間はなぜ学ぶ必要があるのか。それが人間の使命だからだ。」という下りがある。
その言葉に感銘は受けさえすれ、意味は分かっていなかった。
でも、今は何となくではあるけれど分かるような気がする。

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
浦沢 直樹 勝鹿 北星 長崎 尚志
小学館 (2011-08-30)

同じくマンガ、イリヤッドには、「神様は人間に嫉妬している」という話がある。
全知全能の神様がなぜ人間に嫉妬するのか、それは全知全能故であるという。
神様は全知全能だから進化も進歩も成長もない。
だから成長できる人間に嫉妬するのだと。

写真を撮る為に基本的なテクニックも必要だけれども、上達するにはそれ以外のことも勉強する必要がある。
それが遠いように見えて一番近道である。
急がば回れとはよく言ったものだ。

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