立秋を過ぎた辺りから暑さも一段落し、夜にはちゃんとセミが鳴く止むようになってきた。
日本で夜セミが鳴くのはけっこう異常なことらしいけども。
http://www.seibutsushi.net/blog/2010/08/999.html
夜、セミが道端でひっくり返っていることがある。
指を腹の前に差し出すとガシッっと掴んでくるし、ツンツン触るとジジジジッっと動き出し、飛んで逃げていってしまう。
中には死んでしまっているものはいるが、飛べるんならもうちょっと目立たない所に行けばと思うのだが。
何でそんな、どう見ても食ってくれと言わんばかりのことをしているのか。
最初はカタツムリに寄生し、わざと目立つ所に行くように導くロイコクロリディウムのようなものを想像した。
でも調べてみると、どうも体力がなくなって物に捕まっていられず、重心の関係で落ちた時に仰向けになってしまうようだ。
そしてそのまま・・・。
http://usiusi.com/130.html
地球のシステムは循環だ。
セミも何かしらのエサとなって命は巡る。
そこに感傷なんていらないのかもしれないけども、まだまだ暑いが去りゆく夏が名残惜しいなんて思っているのかもしれない。