キャノンから新しい写真用プリンター、「PRO G1」と「PRO S1」が発売された。
使われるインクがG1が顔料、S1は染料となる。
顔料と染料の違いはこちらにて。
個人的には、鮮やかな色合と、紙の質感がモロに出る染料の方が好みだ。
プリンターに合わせて、「光沢 プロ クリスタルグレード」という新しいプリント用紙が発売された。
既存の「光沢 プロ プラチナグレード」よりもさらに光沢感を増したものとなる。
プリンターをそんなにちょいちょい買い替えていられないので、とりあえず用紙だけ買ってみることにした。
ちなみに、私が使っているプリンターは「PIXUS PRO-100」となります。
PRP-100で印刷する際、「Print Studio Pro」というプリンターに付属のソフトを使っているけども、現状クリスタルグレードには対応しておらず、用紙の設定として選択できない。
なので、用紙の設定はプラチナグレードで行った。
左がクリスタルグレード、右がプラチナグレードとなる。
白色度は、クリスタルグレードが95、プラチナグレードが98となっており、比べてみるとクリスタルグレードの方がわずかに黄色味がかっているのが分かる。
ちなみに、プラチナグレードの下位に当たるゴールドの白色度は92なので、クリスタルグレードはプラチナとゴールドのちょうど中間となる。
光沢チェック。
上がクリスタルグレードで下がプラチナグレード。
反射している蛍光灯が、上のクリスタルグレードの方が鮮明であることが分かる。
分かるのだけども、値段差を考えるとちょっとうーん・・・。
ある意味プラチナグレードのコスパが良いのか・・・。
色味のチェック。
上がクリスタルグレード、下がプラチナグレード。
クリスタルグレードの方が淡い色合いで出てくる。
画面上で見るとあまり分からないかもしれないけども、実際はもうちょっと差が大きい。
用紙の設定がないので無理やりやっているのだから色がズレるのは仕方がないけども、思った色に印刷するのはけっこう難しそうだ。
古いプリンターには対応してくれないのかな・・・。
使いたければ新しいプリンターを買えってことか。
クリスタルグレードはとても分厚い。
最初2枚重なっているのかと思ったくらいだ。
クリスタルグレードの厚みは0.34mm、坪量380g/㎡。
プラチナグレードの厚みは0.30mm、坪量300g/㎡。
分厚いので、ちょっと反れがあると紙の端にインクが擦れる。
紙をグイグイと曲げて反れを取ってやれば回避できるのだけども、PRO-100には分厚すぎるのかもしれない。
対応していない用紙にプラチナグレードの3倍近い値段(A3ノビで比較して)を支払うのはちょっと厳しい。
対応してくれたら分からないけども、現状はプラチナグレードで十分というのが結論だ。