現状ブログを2つやっていましたが、あまり分ける意味もなくなってきたのでコチラ1本にすることにいたします。
多少写真から離れることを書くこともあるかと思いますが、お付き合いいただけますと幸いです。
一応このサイトのことです。
というわけで、先の記事の続き。
木更津から千葉みなとまで行き、千葉県立美術館で開催中の二科会の写真展を見に行った。
写真の世界は案外狭く、知人が出しているという由である。
去年40数年振りに11月に雪が降った時の写真で、雪が降りしきる中、竹やぶのに小さなモミジの赤がとても印象的な作品だ。
店番をやっていた本人も仰っていたが、目で見ても全然大したことのない場所だという。
よくある写真マジックなのだが、私は一番力量が問われることだと思う。
観光地で、誰が見てもきれいなところをきれいに撮るのはそんなに難しいことではない。
誰も目を向けないような所に美醜を感じ、写真に切り取るのはとても難しいと思う。
だからとても参考になった。
やはり二科展はレベルが高い。
写真を見た後は、新しくできたという千葉駅の駅ビル、ペリエにでも行ってみようと思ったのだけども、浅井忠や銅版画の深沢幸雄の作品や、身体障害者による作品や千葉県教育芸術祭の作品を見ているうちに結構な時間がたっていた。
結局一日美術館で過ごすという、贅沢な時間を過ごした次第。
遅い昼食は、京葉線のガード下にあるインド人(かどうかは分からない)がやっているカレー屋さんに行った。
超昔に一度行ったことがあるのだけども、なんか私は外に出るといっつもカレーを食べているような気がする。
向こうのカレーは、日本の小麦粉とかでトロみを付けたものとは違い、野菜とかのペーストでドロドロしているようで、スゴクいいものを食べているような気になる。
日本のカレーを想像していると違和感があるかもしれないが、向こうのカレーも美味しいと思う。
木更津駅からの帰り道、久留里線が来るまで1時間くらいあったので歩くことにした。
市街地を突っ切っていくと、小さいけども仰々しい稲荷神社を発見、ちょっと寄ってみた。
なるほど、ここは鳥居ではなくのぼりを寄進しているようだ。
鳥居がいっぱいある感じとか、伏見稲荷大社と似ているのは同じ稲荷神社だからだろうか。
ところで、稲荷(いなり)はINRI(INaRI)から来ているという話がある。
INRIとは「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の略で、日本語では「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」となる。
イエス・キリストが磔刑の際、十字架に掲げられた罪状版に記されていた言葉である。
イエスが自らを神の子でありユダヤ人の王であると称し、神を冒涜したとの罪状といわれる。
それがどこをどうやって稲荷神社のとなったとかは忘れたけども、そういう話もありますよということで。