現在開催中の「長生フィルム会」さんの写真展を見に、茂原公園内にある美術館に行ってきた。
長生フィルム会さんは、その名の通りフィルムオンリー、全てフィルムカメラでの撮影となっている。
正直私はフィルムはほぼ経験がないし、例えば同じ被写体を撮って、どちらがデジタルでどちらがフィルムかと問われても分からないと思う。
デジカメがそれだけフィルムに追いついたといえるのだろうけども、プリントの仕方や画像処理でもけっこう変わるということもある。
単純に画像として比較した場合、フィルムの優位はあまりなくなってきたのではないかと思う。
それでもどうしても埋められない差は歴然としてある。
それは、フィルムは連発すると金がかかるということだ。
もちろん金に糸目をつけなければその限りではないけども、その場で確認できず、失敗すればフィルムはパーになる。
その意気込みというか、精神面が写真に出てしまうと思う。
デジカメでそれができればいいのだけども、人間そんなに器用にはできていない(私だけか?)。
そういうこともあって、実に良い刺激となった。
写真展は素晴らしい写真ばかりであったが、特に感銘を受けたのが、圏央道の長南ICの出入口を写した写真だ。
そこは高速に乗るクルマと出るクルマが交差して輪のようになっている所で、片側は乗車のテールランプ、もう片方は降車のヘッドライトが、スローシャッターによって帯のように写っている写真だ。
この場所で撮ったか!と撮影場所でやられたと思ったが、どうやって撮影したかを聞いてさらに恐れいった。
長南ICは、正直言ってクルマの通りはあまり多くはない。
予めシャッターを開いておき、レンズの前に覆いをする。
そして、クルマが来た時に覆いを取って露光する。
しかし、テールランプとヘッドライトでは光量が違うので、同じように撮ってはヘッドライト側がオーバーになってしまう。
そこでヘッドライト側だけフィルターをかけて光量を落としたのだという。
それをフィルムでの一発撮りである。
こういう写真を撮りたいと思い、そのために苦心する。
やっぱそうだよなあ、と思った次第。
その写真は撮っていないので、どんなのかは実際見に行って下さいwww
写真展の開催は3月10日(火)まで。
お急ぎを!
●写真展のついてに茂原公園を梅をば
写真展に来たついてに、公園の梅を見てきた。
見頃にはなっているが、日当たりのせいだろうか、まだつぼみが目立つ枝も多い。
去年はもっと一斉に咲いていたように思えるが、その時々で状況は違うのだろう。
堪能した一日であった。