流山で開催された写真展の帰りに手賀沼に寄ってみた。
手賀沼といえば、たしか小学校の社会で出てきた湖で、印旛沼と並んで水質汚濁よいう不名誉なことで有名だ。
それを受けてか、COD値を掲示板に張り出していた。
CODは「Chemical Oxygen Demand」の略で、日本語では「化学的酸素要求量」となる。
詳細はウィキペディアでも見ていただくとして、この数字が大きければ大きいほど、水は汚れていることになる。
現在の手賀沼には、汚い湖という印象はない。
休日の午後、家族連れで賑わっており、とても穏やかな時間が流れている。
遊歩道が波打っているのは東日本大震災のせいかと思ったら、なんのことはない、木の根が持ち上げていた。
この近辺でも、液状化の影響はあったとのこと。
遊歩道には原爆の記念碑が建てられている。
我孫子市と原爆になんの関係があるのかと思ったら、昭和60年に平和都市を宣言、それとともに爆心地に近い広島旧庁舎の側壁と敷石を譲り受け、この記念碑を建立したという。
手賀沼での移動は主にはやぶさで行う。
もちろん300km/hオーバーだから速い速い。
もちろん、冗談です。
さすがに手賀沼を一周する時間と気力はなかったので、近くにある生涯学習センター、アビスタへ行ってみた。
中は図書館やフリースペースなどがあり、そこがきちんと使用されていた。
この手のものはてっきり閑散としているのが常だと思ったが、ここはちゃんと機能していてスゴイと思った。
掲示板にアビスタの名前の由来は?というのが書いてあった。
もちろんアビス(深淵)から取ったんだろ、とか考えていたら名前の由来を見るのを忘れていた。
屋上に上がるとちょっとビックリ、雑草だらけだった。
というのは冗談で、芝生になっている。
屋上の緑地化は、土を入れると重くなるのでけっこう難しいと聞いたことがあるが、どうやっているのだろうか。
でも、ここはスゴくいい。
日当たりは最高で、眺めもイイ。
見えている橋は手賀大橋。
帰りに通った。
こうやってダベりたい気持ちもよくわかる。
いいじゃないか、我孫子市。
さすがはアビス!!
侮りがたし。
ところで、今回の写真は全てEOS Mで撮った。
スナップ的に撮るなら、小さいというのはけっこうなアドバンテージだと思う。
こういう時は、買ってよかったなと思う瞬間だ。