天羽々矢が飛んだ地矢指

 

非常に強い台風が九州に近づいている。
中心の気圧は930hAP(ヘクトパスカル)前後と、これは日本列島に大きな被害をもたらした伊勢湾台風に匹敵という。
その後も日本列島に沿うようにゆっくりと北上していき、本当に台風に意思があるのではないかと思うようなルートを取る。
被害がないことを祈るばかりだ。

 

●矢指という地名

これは2月に行っていたのだけども、書くのを忘れていたものになります。

 

初詣で鎌数伊勢大神宮へ行った時、旭市周辺はかつて椿(つばき)の海(椿海=ちんかい)という湖が広がっており、そこを干拓して今のようになったとあった。

 

そして、椿海をなぜ椿の海というかの由来については、その昔、椿の大木があったことに由来するという。
椿の大木の下は昼でも暗く、夜のようであった。
そこには魔王が住み、日本を滅ぼそうとした。
猿田彦命は、香取の経津主命、鹿島の建御雷命の力を借り、宝具「天の鹿島弓」に天羽々矢をつがえてぶっ放す。
魔王はたまらず、椿を大木根こそぎひっくり返し、東の海へ飛び去ったという。
椿が倒れた上の方は上総、下の方が下総となり、天羽々矢の飛んでいった先が矢指という地名になったという。

 

一般的に、都に近い方が上総で遠い方が下総ということになっているけども、真実は椿の倒れた上下に由来します!!

 

というわけで行ってみました矢指。
訪れたのは、その名も矢指神社である。

矢指

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この辺りにあるはずなんだけどもな?と最初行きすぎてしまった。
よく分からないので、近くに車を停めて歩く。

矢指

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最初行き過ぎた所を曲がるとあった。
奥行きがスゴイ。

矢指

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神社があるのはこんな倉庫街みたいなところで、ちょっと分からなかった。

矢指

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矢指

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大きいお社ではないものの鳥居は石造りで新しい感じだ。

矢指

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視線を感じるとネッコがそこに。

矢指

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お社自体はこんな感じで大きくはない。
個人的な感想ではあるけども、お社の大きさと有り難みは関係ない。

矢指

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矢指神社の由来。
軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)の神輿が流れ着いたことによるという。
天羽々矢関係ねーwwww
というわけで、矢指神社と名前は付いているけども、天羽々矢は関係がないことが分かりましたwww

矢指

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ここも賽銭泥棒の被害にあったのだろうか。
こんな張り紙があった。

矢指

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矢指

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神社の裏手に祀られている石碑。
何が書いてあるかはちょっと分からなかった。

矢指

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神社の目の前の海をちょっと散策。
遠くに霞んで見えるのは、千葉の誇る景勝地である屏風ヶ浦。

矢指

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遠くに見える高層ビルみたいなものは亀の井ホテル。

矢指

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ピンクの外観の家が何件か。
きっと海から自分の家が分かるようにしているのだろう(知らんけどwww)

矢指

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郷土料理のお店。
今度行ってみたい。

 

天羽々矢は関係なかったけども楽しかったです。

 

天羽々矢は記紀神話にも出てくる。
神武天皇が東征の際、天神であることを証明する為に天羽々矢と歩靫(かちゆき=矢を入れて背負う箱)を見せ合うシーンがある。

正直、矢と矢を入れる箱なんてどうとでもなると思う。
つまりは複製の効かない、どうとでもならないものであったと考えるのが普通だろう。
天羽々矢とは一体何なのだろうか・・・。

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