今回からちょっとスタイルをかえて、文言にリンクを埋め込む形にしています。
秘仏の十一面観音像が公開中ということで、笠森観音へいってきた。
秘仏は午歳と丑歳に公開されるとのことだ。
私は前回の公開の時にも見ているのだけども、あれから6年位経ってるのか。
うそーん。
それでも、前回は今は亡くなった祖母と来たことはよく覚えている。
それにしても、ここはバリアフリーなんて考えていないから階段も坂道もそれなりに急だ。
むしろ修行という意味なのだろうか。
子授楠。
幹の部分に空洞が開いていて、そこをくぐると子宝に恵まれるという。
上に上がってきたら、了寛さんの絵説法なんてものがあった。
ハワイ別院というのがなんとも胡散臭くていい。
もちろん外国にもお寺があるのは知っているけども、イメージとしてね。
というわけで、撮影禁止とはなっていなかったので、2つほどご紹介。
秘仏は撮影禁止なので、気になる人は実際行ってみて下さい。
住職さんに聞いた話では、ここに秘仏が置かれてから1200年経っているという。
そして、本堂が建てられたのは900何十年(細かい数字は失念)だとか。
つまり、秘仏の十一面観音像は200年位雨ざらしだったそうだ。
そして、本堂の中に秘仏を設置したのではなく、秘仏の周りに本堂を建てたのだとか。
だから岩の上に四方懸造り(しほうかけづくり))無茶な建て方をしたのだ。
昔の人はぶっ飛んでいるwww
下の方はコンクリートで補強してはあるものの、ちゃんと岩の上に乗っているのが分かる。
でも、この岩の丸さから見て相当風化されてると思うが、ヤバイんじゃないのか?
岩の一番出っ張っているところに台座があって秘仏が設置されている。
秘仏は2mちょっとあり(細かい数字は失念)、中から見えるのは胸のちょっと下から上の部分だ。
私は信仰というよりは秘密とか秘仏(例えば十一面観音像は何故に十一面なのか、とか)に惹かれる。
非常に罰当たりなのだとは思うが、それでも、線香の香りが充満する部屋で秘仏を拝むと、ちょっとはありがたい気持ちになれる。
そして、こんな建物を建てようと思った昔の人達の気概に思いを馳せるのである。
すぐ近くに姉様観音と呼ばれる十一面観音様がいま御開帳しています。言い伝えでは楠の木の根元で作ったもので、その上で作ったものが笠森観音と地元では言われていて一度見てください。
姉様観音は知りませんでした。
ぜひ行ってみたいと思います。
教えてくださりありがとうございます!