写真展を見終わったあと、調布や新宿で特にやることもないので、帰りのバスが出る東京駅までさっさと帰ってきた。
東京駅の周辺、丸の内辺りはクリスマスのイルミネーションがすごいのだろうなと勝手に想像していたが、時期が早かったのかほとんどやっていなかった(下調べをしたわけではないので、例年がどうなっているのかは知らない)。
日が暮れ、明かりが灯り始めた東京駅や周辺のビルを撮りながら歩く。
東京駅のライトアップもいいが、日没後、わずかに明るさの残る空の色が鏡のようなビルに反射してとても美しい。
帰りのバスまではまだ余裕があったので、KITTEの屋上へ登る・・・と思ったのだけども、中に入ったら巨大なクリスマスツリーに圧倒された。
天井から吊り下がるキラキラとした飾りに光が反射し、まるで本当に雪が降っているかのようだ。
クリスマスツリーの周りには人だかりができており、各々写真を撮っている。
撮りたくなる気持ちも分かる。
一通りクリスマスツリーを撮った後屋上へ。
KITTEの屋上からは東京駅の駅舎が一望できる。
新丸ビルのテラスからも見えるが、KITTEの方が良いというのは前回確認済だ。
三脚はダメよと看板が立っているのでそれに倣う(というか、そもそも持ってきていない)。
若干画角は狭いが、タムロンレンズの開放F値1.8がここで生きる。
シャッタースピードは1/10秒、ISO200でこれだけ撮れる。
素晴らしい!
こういうことをやりたいが為に買ったのだ。
こちらの広角レンズで撮ったものは、開放F値は3.5で手ブレ補正は付いていないので、手ブレしないシャッタースピードを確保するにはISO800まで上げる必要があった。
まあ、今のデジカメはISO800なんてへっちゃらなんだけども、ISO感度はできるだけ下げて撮りたいもので。
上の東京駅の写真だけども、人の見た目に近いといえば聞こえは良いが、あまり見栄えはしない。
というわけで、シルキーピックス(RAW現像ソフト)で約2段分プラス補正。
カメラで同じ露出を得るならば、シャッタースピードと露出はそのままで、ISO200→800,800のものは3200まで上げたのと同じこととなる。
ただ、三脚は使えずにシャッタースピードは遅くできず、ISO感度を上げたくない場合、こういう技もありますよ、ということで。