タムロンから3本のハーフマクロレンズが発表された。
20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)」
24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F051)」
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053)」
の3本のレンズとなる。
ソニーのEマウント用なので、キャノンを使っている私は使えないのだけども、とても興味深い。
私は標準レンズで手が届く範囲でのズームレンズはいらないと思っている。
ズームレンズは確かに便利だけども、できる限りは自分の足で稼ぐべしと思っている。
それをやる上で、寄れるレンズはとても使い勝手が良い。
上で標準レンズでと書いたのは、焦点距離によって物の見え方が全然違うからだ。
広角レンズは近くのものが大きく遠くは小さく写り、遠近感が強調される。
逆に望遠レンズは近くと遠くの距離感が縮まり、それはそれで面白い見え方となる(圧縮効果)。
50mm前後の標準レンズはその中間で、人の見た目に近い。
標準レンズのマクロ(厳密にはハーフに満たないけども)は、同じくタムロンの「SP35mm F/1.8 Di VC USD」で体験して、自然な見え方で寄れる性能にやられた。
100mm前後のマクロレンズだともっと前後が詰まった感じになる。
広角のマクロレンズもないではないけども、私は未体験だ。
20mmのレンズを付けて、寄ったり離れたりして撮ってみたい(使えないけど)。
また、3本のレンズはフィルター径が共通なので、PLフィルターでもNDフィルターでも、同じものが使い回すことができる点も良い。
開放F値が2.8なのは、小型化して取り回しを良くしたかったのと(3本とも200gちょっとと非常に軽量)、寄ると被写界深度が浅くなるのでガッツリ絞って撮るためだろう(F1.8くらいの明るいレンズは絞ってもF16位が限界で、もうちょっと絞れたらなあという場面があったりもする)。
安価にしたかったというのもあるかもしれないけども。
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こういう単焦点を揃えてくるあたり、タムロンは生粋のレンズ屋さんだなあと思う。