デジカメ(デジカメに限らずですが)を買って一番最初にぶち当たるのが、手ブレ写真を量産することだと思う。
手ブレを防止するには、しっかりとカメラを固定するかシャッタースピードを上げることが必要だ。
一般的に、手ブレを起こさないシャッタースピードは「1/焦点距離」と言われている。
どういうことかと言うと、焦点距離が100mmのレンズを使うのであれば、シャッタースピードは最低でも1/100秒は確保せよということだ。
200mmだったら1/200秒ということになる。
つまり望遠になればなるほど速いシャッタースピードが必要ということになる。
ただし注意が必要なのは、100mmレンズ=1/100秒とできるのはあくまで画像素子がフルサイズ(35mm)でのこと。
APS-Cサイズであれば1.6倍する必要がある。
100mmレンズであれば1/160秒が必要というわけだ。
APS-Cの望遠効果についてはコチラを参照下さい。
http://blacklizard3.sakura.ne.jp/wp/?p=699
ただし、上記はあくまで手ブレ補正無しでの話。
そこに手ブレ補正が加われば、もう少し遅いシャッタースピードを使えることになる。
実機を例に取ると、一番出番の多い「EF24-105mm F4L IS USM」では絞り3段分。
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EF70-200mm F4L IS USMでは絞り4段分となっている。
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手ブレ補正の段数とシャッタースピードについてはコチラを参照下さい。
http://blacklizard3.sakura.ne.jp/wp/?p=695
手ブレ補正で絞り3段分であれば、計算上1/焦点距離のシャッタースピードから1/8まで、4段分であれば1/16まで落とせることになる。
ただ実際そこまで落とすと持ち方によっては手ブレを起こす危険はあるので、もう少し確保しておいた方が安全だと思う。
具体例では、200mmの焦点距離でAPS-Cサイズのカメラを使用した際、1/焦点距離は1/320秒となる。