RF35mm F1.8 マクロ IS STM、これがミラーレスの威力か!?

 

F2通しの「RF28-70mm F2L USM」や使い勝手の良い標準ズーム「RF24-105mm F4L IS USM」が話題に上がってイマイチ盛り上がりに欠けるレンズが「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」である。
私は、このレンズに興味津々だ。
といってもEOS Rは持っていないし当面買う気も無いのでどのみち使えないのだけどもwww

なぜ興味があるのか、それは似たようなスペックのレンズを持っているからである。
そのレンズは、タムロンの「SP35mm F/1.8 Di VC USD」であり、買ってからというもの、たぶん一番稼働しているレンズとなっている。
35mmという焦点距離は人が目でみる像に近く、望遠レンズの圧縮効果(前景と背景の距離感が詰まって見える現象)や、広角レンズによるパースペクティブ(広角レンズは、望遠レンズとは逆に遠近感が強く出る。近いものは大きく、遠いものは小さく写る)が無く、とても自然に写る。
しかもかなり寄れるので、広角のハーフマクロレンズのような使い方もできるから、よほどのマクロか、遠いものをズームで撮るような事をしなければほとんど万能レンズと言って良い。

今回発売される「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」は、マクロと名前に付いているけども、最大倍率は0.5倍のいわゆるハーフマクロとなる。
「SP35mm F/1.8 Di VC USD」は0.4倍なので、より寄れるレンズとなっている。
使い勝手が良いであろうことは言うまでもない。

しかし、今回注目するのは「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」の重さと大きさである。
「SP35mm F/1.8 Di VC USD」と「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」の重さと大きさを比較すると以下のようになる。

 

●RF35mm F1.8 マクロ IS STM
フィルター径:52mm
最大径×長さ:φ74.4×62.8mm
質量:305g

 

●SP35mm F/1.8 Di VC USD
フィルター径:67mm
最大径×長さ:φ80.4×80.8mm(キャノン用)
質量:480g(キャノン用)

 

AF(オートフォーカス)の駆動方式や使用しているレンズ、鏡筒の違い等により重さの違いは出るだろうけども、同じF値と焦点距離であれば大きさ自体はそう変わらないはずだ。
にもかかわらず、「SP35mm F/1.8 Di VC USD」より「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」の方が一回りは小さくなっている。
これが、キャノンの言うところのショートバックフォーカス(レンズの後玉とセンサーの距離が近いという意味で、マウントからセンサーまでの距離であるフランジバックとは、厳密には異なると思われる)の威力であろう。
それによって同じ焦点距離、F値のレンズであればより小さく、同じ大きさであればより明るく作れるのだろう。

 

私は以前、フルサイズのミラーレスはどっちみちレンズが大きくなるのでサイズ的メリットはあんまり無いんじゃね?と書いたけども、考えが変わった。
今後出てくるであろうミラーレス用の超望遠レンズは、一眼レフ用と比較してどのくらい小型軽量化できるのだろうか。
とても興味深い。

 

余談だけども、以前レンズの無いカメラというものが発明されたというニュースを聞いた。
もしかしたら、いずれレンズは要らなくなっちゃうのかもしれないですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です