さすがマニアック!!FUJIFILM X-Pro1

 

富士フィルムから、ミラーレス一眼のフラッグシップ、FUJIFILM X-Pro1が発売される。
ミラーレスというと一眼レフよりはお手軽。
中級者よりは初心者向けという商品だったが、さすがの富士フィルム。
カメラカメラしたものを作らせたら右に出るものはいない。

もう、どこから見ても硬派そのもの。
ファンシーな印象なんて微塵もない。

マニアックなところは外観だけではない。
他のメーカーが小さな画像素子を使うのに対し、一眼レフでも一般的に使われているAPS-Cサイズを使う(ソニーも同じだったと記憶している)。
画像素子はできるだけ大きいに越したことはない。

また、ローパスフィルターを排除している。
ローパスフィルターはモアレ(縞模様)や偽色を防止するのに有効だとされているが、効かせすぎると解像感が失われる。
ローパスフィルターなしでそれらを成すのはとても難しいという。
ミラーレスでそれをやってくるのだからさすがだ。

まあ、ご多分に漏れず、そのお陰でとても効果になってしまった。
でも、代替わりの早いデジカメにあって、こういうカメラこそ所有する喜びを満たしてくれると思うのだけれど。
FUJIFILM X-Pro1は2月18日に発売予定である。
ボディだけで15万円って、相当効果ですよ!

ちょっと疑問なことがあった。
やはりとんがりまくったメーカーであるシグマのフラッグシップモデル、SD1には画像素子の前に装着するダストプロテクターを装着する。
SD1もローパスフィルターは無いので、画像素子を保護する為なのかと思っていた。
X-Pro1同じものがつくのかと思ったらその記述はない。

なんのことはない。
今の一眼には普通に付いているダストリダクション(振動によって画像素子のゴミを振るい落とす機構)がSD1には無かったのだ。
X-Pro1には付いているようだ。

それを考えると、SD1の性能をダストプロテクターがスポイルしている可能性も考えられる。
せっかくローパスフィルターが無いのに、一つフィルターを通してしまうのだからこれほど勿体無いことはない。
ぜひ、キャノンにもこのくらいとんがったことをやってほしいものなのだけれど。
おかげでこちらも強烈なお値段ですが(笑)

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