前回ソロ旅のススメと称して全然勧めていなかったので、昨年、12月の半ばに銚子電鉄に乗りに行った時の事を紹介したいと思います。
銚子電鉄は、どちらかというと電車自体よりは軽状況がマズイくて、ぬれ煎餅や枕木、果ては線路の石まで何でもかんでも売りに出して、そのたくましい商魂の方が有名かもしれない。
銚子電鉄も新型コロナの煽りを受け、1日の売上が4480円(万円とかキロ円じゃないですよ)という時があったそうだ。
私はといえば、千葉県住まいのくせに(千葉県住まいが故に)銚子電鉄には乗ったことがなかった。
銚子くらいであれば車で行っちゃうからだけども、せっかくなので乗ってみたいと思った次第。
銚子電鉄に乗らずば千葉県民にあらず(乗ったからいってますwww)。
銚子電鉄、知名度は意外にある割に、どこから出ているのかあまり知られていない。
始発駅は銚子駅となる。
銚子に行くんじゃなくて、銚子から出ております。
駅名からして何か尋常でないものを感じる銚子電鉄の銚子駅舎。
駅舎は独立してあるわけではなく、JRの銚子駅の中にある。
その為、外から入ってくる時は入り口で銚子電鉄の切符を買う(JRじゃなくてね)。
乗り換えの時は銚子電鉄の駅舎の前にSuica等をタッチする端末が置かれていて、そこにタッチする。
するのだけども、この駅舎自体は無人なのでどうやって銚子電鉄の切符を買うのか分からず、ものすごく不安になる。
売り場もないので、確か電車の中で買うんだったなと覚悟を決める。
ぜったいにあきらめない覚悟を決める駅、それが銚子駅である。
電車が来るまで駅舎内をプラプラ(プラプラするほどの何かがあるわけではないけども)。
単なる掲示板なのだけども、こういうノリは嫌いじゃない。
一応鉄道むすめもやっているらしい。
外川(とかわ)とは、銚子電鉄の終着駅、外川駅のこととなる。
電車がやってきた。
電車の種類はよく分からないけども、いかにも昔の電車という感じが何ともいい味を出している。
電車の中。
チーバくんのぬいぐるみはソーシャルディスタンス的なものかと思ったら、ここから中には入っちゃダメよというもの。
運転席を眺めていたら、下の黒と黄色の規制線を踏んでいたようで注意されてしまった。
初見殺しや。
銚子電鉄である意味一番有名なのがここ、笠上黒生ではないだろうか。
命名権を売却し、育毛用品を販売する会社が購入、髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅になったりしている。
車内アナウンスが面白いのでぜひ乗ってみて下さい。
つり革にも広告が。
この時期、車窓にはキャベツ畑が広がる。
JRよりも断然速度が遅く、ガタンゴトンも大きい銚子電鉄に揺られてながらの長閑な車窓はとても心地良い。
終点、ありがとう外川駅へ到着。
小ぢんまりとしてレトロな駅舎がそそる。
外川駅では、往年の姿に修復されたデハ801が保存されている。
「デ」は電動車、「ハ」は客車を意味するとのこと。
外川駅の駅舎がまたいい味を出している。
私としては近場ではあるものの、スゴク遠くまで来た感がビンビンする。
レトロな広告の中に妙に垢抜けたものが一枚。
鉄道擬人化アニメ。
一応見てみたけども、銚子電鉄出てこないじゃんと思ったら、音声の方だったようだ。
ここからは撮り鉄のマネごとを。
キャベツ畑の中を走る電車。
高台からの犬吠駅。
駅舎から海は見えないのだけども、高台から見えれば海がすぐ近くなのがよく分かる。
流し撮り下手くそでゴメンナサイ。
外川駅にて。
新型コロナの関係で間引き運転されていて、大凡1時間に1本電車はやってくる。
もっと本数が少ないと思っていたのだけども、さすがは地元民の足である。
ところで、電車を止めるな!とは、銚子電鉄が作った映画である。
恐らく作るであろう続編?を先取りしてみた。
電車だけに無限列車って、スゴク相性が良いじゃあないか。
これはもう作るしかないでしょ!!