使いようによっては便利?APS-Cの擬似望遠

 

前回手ブレ補正について書いた時、7Dの画像素子はAPS-Cサイズなので1.6倍するようなことを書いた。
それは何で?って思った方もおられると思うので解説をば。
また、レンズのカタログを見ていると、よく35mm換算でいくらいくら、というのを目にすると思う。
それとも通じることになる。

http://blacklizard3.sakura.ne.jp/wp/?p=695

まず、35mm(いわゆるフルサイズ)やAPS-Cとは、CCDやCMOSと呼ばれる画像素子(言わば電子の目)そのものの大きさを表したものとなる。
具体的には、
35mm:36mm×24mm
APS-C:22mm×15mm
となる(キャノンのセンサーサイズの大きさを表記)。
APS-Cの大きさ(面積でなく1辺の長さ)を1.6倍するとおおよそ35mmの大きさとなる。

次は画像で見てみよう。
とは言っても、実際のフルサイズ機で撮ったものではなく、7Dでで撮ったものをトリミングしたものなので厳密ではないのだけれど、難しいことはともかくどんな感じか伝われた良いと考えているのでご了承を。

比較画像

青線で囲んだ内側がAPS-Cで写る範囲。その外側は35mmのものとなる。

フルサイズ

35mmで写る範囲。

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APS-C

APS-Cで写る範囲。

キャノンのAPS-C機の雄7D。
非常に使い勝手が良い。
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こうやって比べてみると、画像が望遠側に寄って画角が狭まっていることがよく分かると思う。
もし35mmで望遠で撮ろうと思ったらそれこそ大砲レンズが必要な場合があるが、APS-Cでは1.6倍の望遠となるのでそこまで望遠レンズが必要ない場合がある。
何でも35mmが良いというわけではなく、使う場面によって機動性を優先するならばAPS-Cと使い分けるのが賢い方法ではないかと思う。

ニコンでは35mm相当をFXフォーマット。
APS-C相当をDXフォーマットと呼んでいる。

また、今流行りのミラーレスカメラによく使われるマイクロフォーサーズは35mmに対して2倍となる。

35mm換算でについてよく目にするのはAPS-C機専用レンズのカタログだと思う。
なぜ専用レンズを作るのかというと、小型軽量化できるからだ。
35mm用レンズはAPS-C機にも使えるが、その逆は不可能(不可能ではないけれど、取り込む光よりセンサーの方が大きいので、周囲が暗くなるいわゆるケラレが生じる)。
ただし、先に書いた擬似望遠効果があるので、同じ画角を得ようと思ったら広角にする必要がある。

昔はフィルムのサイズた35mmと決まっていたので(その他のサイズもあるけれど)、それを基準として焦点距離における画角を表記している。
今ではセンサーサイズがバラバラなので35mm換算でいくつと表記する必要があるわけだ。
最初はとっつきにくいけれども、慣れればなんてことはない。

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