10月15日夕方、千葉みなとにて。
これ以降は天気が悪い予報なので、ラストチャンスだと思いポートタワーへと登った。
受付に行くと、今日はダイヤモンド富士なので三脚は使えませんとアナウンス。
えっ?そうなの?
嫌な予感を抱きつつもとりあえず上へ。
なんかダイヤモンド富士撮り来たっぽい人がけっこういる。
なんかNHKも来てる。
おい!こんな日にダイヤモンド富士になってるんじゃあないぞ!
空気読め!
こりゃダメだと思って早々に撤退。
判断が早い!!
下の浜辺て来ると、やっぱりダイヤモンド富士を撮りに来たっぽい人がけっこういる。
その人達からちょっと離れてカメラをセット。
ダイヤモンド富士っていうけど、この日は空気があまり澄んではおらず、富士山は影も形も見えない。
ダメじゃね?と思っていたら、日が落ちてくるにつれてちょっとずつシルエットが見えてきた。
せっかくなので撮った。
canon EOS R6/キャノン EF70-200mm F4L IS USM
絞り:F18 シャッタースピード:1/6400秒 ISO感度:100 焦点距離:200mm 露出を変えた3枚をHDR合成
目の前を頻繁に人が通るので、あえて人を入れて撮る。
写真は引き算というけども、これは高度な足し算だ。
フォトショップの削除ツールで看板と人を削除。
スゲーなフォトショップ。
2枚を直接比べれば分かるけど、これだけ見せられたら看板とかを消したって思わないだろうな。
個人的には人と看板が入っていた方が良いと思うのだけども、どうでしょうか?
●紫金山・アトラス彗星を撮る
さて、ここからは彗星だ。
彗星の出てくるであろう方向にカメラを向けていると、撮れますか?と声をかけられる。
星の位置をリアルタイムで表示してくれるアプリを入れてみたものの、彗星の位置とかがよく分からないので、同じ方向にカメラを向けて良いですか?と。
前日に来たものの曇り空でダメ。
天気予報からすると恐らくラストチャンスだからぜひ撮りたいとのこと。
どうぞどうぞと快諾する。
徐々に日がくれてくるものの、まだ彗星は見えない。
まだカメラの設定がちょっと覚束ないということで、見てあげたりしながら、見えないですねー、なんてやっている。
canon EOS R6/キャノン EF70-200mm F4L IS USM
絞り:F4 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:100 焦点距離:70mm
途中飛行機雲で糠喜びさせられる。
この方に彗星を取らせてやらにゃとちょっと責任感を感じていたので、けっこう落胆させられた。
canon EOS R6/キャノン EF70-200mm F4L IS USM
絞り:F4 シャッタースピード:2秒 ISO感度:1250 焦点距離:70mm
金星も明るく輝き出す。
あの辺なんだよなあと、空にスマホをかざして位置を見たり、試し撮りしていると、薄っすらと彗星っぽいものが写った。
カメラの画面を拡大すると、やっぱり彗星だ。
いたいた!いました!!と。
え?どこどこ?あっ!いたいた!!
と、二人で盛り上がる。
カメラをあの辺に向けて、設定はこうでとその方に教え撮影。
写った写った!!と、スゴク喜んでくれた。
こっちとしても一安心だ。
ひとしきり撮影し、ぼちぼちポートタワーの駐車場の閉まる時間に近づいてきた。
自分は行かなければいけないけども、彗星が沈むまで撮られたらどうですか?と提案したら、ちゃんと撮れたので十分ですと、お互い撤収した。
私がそこまで居られないので、気を使わせてしまったかもしれないな。
正直、富士山も日没直前まで見えなくくらいなので、大気の状態はあまり良くなかったと思う。
彗星も肉眼では見えなかったし。
でも、楽しいひと時でした。
canon EOS R6/キャノン EF70-200mm F4L IS USM
絞り:F4 シャッタースピード:2秒 ISO感度:1600 焦点距離:200mm
フォトショップで下の余計な看板を消したもの。