新型コロナウィルスの感染者は、8月半ばに東京では約5700人、全国では約25000人をピークに急激に減少し、現時点では東京では一桁人以下、全国でも100人以下となっている。
結局減少させた要因は特定されていない。
飲食店の時短制限は解除されていき、徐々に日常が戻ってきている。
記事では、ワクチンだけが要因ではなく、実はデルタ株の感染力はいわれているほど高くなかった、行動様式の変容、自然の周期が挙げられている。
それにしても減少が急激に過ぎるし(指数関数的に推移するので、増減は感染者が多ければ急激に動くのだけども、それにしても・・・)、本当かよ?と訝しがっているのが正直なところではないだろうか。
ワクチン接種が進んでいる海外での感染拡大状況を見ると日本と違い過ぎるというのもある。
個人的にはこれじゃないかと思う説は以下の2つだ。
●ウィルスの弱毒化と自壊(エラーカタストロフの限界)
ざっくり言うと、ウィルスは変異しすぎると自壊してしまうというもの。
ウィルスの変異は免疫の弱い人で起こり(免疫の強い人では変異が起こりにくい)、それが拡大していく。
一種のクローンみたいなもので、いわゆるデルタ株(もしくは亜種)が変異の限界に達していたのであれば、急激に拡大して自壊、急激に減少する。
話はちょっと違うけども、桜のソメイヨシノはクローンで寿命が来ると一斉に枯れてしまう的な感じだろうか。
とはいえ、感染者が多ければ変異株は生まれやすいことになる。
●集団免疫が形成されている
以前ラジオで森永卓郎氏が言っていたこと。
実はほとんどの人は一回感染しており、ワクチン接種も相まって集団免疫が形成されたというもの。
日本では常々検査が足りておらず、実数は表に出てくる5~10倍はいるのでは?とされてきた。
また、アジアでは感染しても重症化しにくい傾向にあった(ファクターX、もしくは謎々効果)。
実はほとんどの人は一度感染しており、無症状もしくは軽症で過ごしてしまった。
そしてその後のワクチンの効力もあり、集団免疫が形成された。
私は集団免疫説を支持するけども、それはつまり感染者は表に出てこないだけでけっこうな数いることを意味している。
日本では基本的に症状がなければ検査に結びつかない。
検査数が減る理屈だ。
海外の状況を見るに、検査すれば出てくるではないかと思う。
↑と思ったのだけども、大阪は現在でも一日数千件のPCR検査をやっており、実際感染者が多ければもっと出てくるだろう。
となると実際少ないことになる。
海外と日本で何がそんなに違うのか正直分からない。
日本ではマスクや消毒等の感染症対策がきちんとされていたから、という意見もあるけども、海外はそんなにいい加減だったのだろうか?
何でなんでしょうね??