福島県は、除染等で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設計画受け入れを決めた。
建設予定は大熊町、双葉町となる。
http://www.asahi.com/articles/ASG9134RNG91UGTB002.html
読売新聞はこれで除染がさらに加速し、復興促進へ一つ山を越えたとするが、果たして本当にそうだろうか。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20140901-OYT1T50147.html
確かに、今まで校庭や空き地等に積み上げられていた汚染土がはければ除染は進むだろう。
しかし、中間貯蔵は本当に中間で済むのだろうか。
中間貯蔵期間とされる30年後、最終処分場が決まっていればいいが、多分私はないと思う。
それこそ、どこぞの自治体が金目で転んでくれでもしない限りは。
福島県は中間貯蔵を受けざるを得なかった状況とはいえ、これは禍根を残すのではないだろうか。
少なくとも、今後原発が事故って放射性物質をまき散らしたとき、そのしわ寄せは立地県で、となる。
原発立地県に全ての責任を押しつけ、原発の再稼働を急ぐ。
それで本当にいいのだろうか。
原発を動かすには、解決しなければならない問題があまりにも多い。
だが、これが正常だ。
今までが異常だっただけの話である。