[悲報]新型コロナウィルスの感染抑制に自粛は意味がなかった?

 

京都大学大学院教授藤井聡氏によると、自粛と新型コロナウィルスの感染抑制に相関関係はないという。
JCOMMモビリティ・セミナーの動画、1:28:00からの、藤井さんの所で説明されている。
曰く、移動が増えても感染拡大はせず、目鼻口を触らない、飛沫を飛ばさない等の対策が重要であると。
大雑把な動きとしては、感染者が多くなって来ると人々は自粛を始め、少なくなってくるとやめる。
が、人手と感染者数がリンクしているように見えるところもあるが、大体はリンクしておらず、相関関係はないとされている。
実行再生産数を元に相関関係を説明されているが、結局推移はランダムウォークであるという。
安易な自粛は経済へのダメージが大きく、やれどこどこの駅の人手が何%増えたとかしかいわないメディアはけしからんと仰られている。

 

 

また、冒頭30分くらいで、広島大学理事・副学長/疫病・疫学制御学教授 田中淳子氏が、実測接触割合k(カッパ)を下げる事が重要であると仰られている。

 

世界で見てもロックダウン指数と感染者数はリンクしていないようだ。

 

こうやってデータで見せられてしまうとぐうの音も出ない。
でも、ロックダウンしなくても良かったかといわれると疑問がある。
ノーガード戦法を取ったスウェーデンやブラジルは酷いことになった。
確かに経済へのダメージは最小限に抑えられたのかもしれないけども、それぞれの国の背景があって一概にはいえない部分もあるとは思うが、対価は大きかったとは思う。

 

で、疑問に思うのは、では感染拡大の原因は何なのか?ということだ。
人出に入らないような少数の人が感染を撒き散らしている?
感染者を捉え切れていない(検査数の少ない日本ではその傾向はあると思う。またアジアの謎々効果=ファクターX)?

 

移動は感染を拡大させない、go toトラベルやイートの時にも出た話だけども、正直理想論だと思う。
こちらにも書いたのだけども、移動自体に感染拡大の要素がないというのは私も納得している。
肝心なのは移動中でも行った先でも何をするかだ。

 

でも、一人でならともかく、複数人で出掛けた場合に飛沫を飛ばさずに全行程を終えることができるとはとても思えない。
となるとやはり自粛をさせるしかないのではないだろうか。

 

酒類の提供にしても、一人手酌酒で深酒しなければ酔っ払って大声で喚き散らすこともないだろう。
でも、皆がそれをできるかというと、無理じゃなかろうか。

 

となると、感染を広げているのは一部の迷惑な人であり、そういう場所に行っちゃう人、ということになるのか・・・?
ちょっと昔の物になるけども、繁華街の滞在者数と感染者数は関係があるように見える。

 

感染拡大と自粛の関係はよくわからないけども、それが経済へ与えるダメージは明らかだ。
自粛と感染拡大は関係ないから自粛をやめろといっても、それは皆が防疫と飛沫を飛ばさない等に務めることが前提であり、果たしてそれができるかといわれると疑問だ。
というか、多分感染拡大させるだろう。
感染力の強いδ株(インド株)であれば尚更だ。

 

ではどうするか。
日本国内に限定するのであれば、定期的なPCR検査で感染者を炙り出せば良いのではないか。
感染者は保障を出し、安心して療養してもらう(自宅療養は容態が急変する可能性があるので不可)。
医療体制や時短営業をさせる飲食店への補償も必要だ。
コロナ患者を受け入れる病院が赤字なんて話があってはならないし、飲食店が破綻なんてこともダメだ。
日本はその全てにおいて失敗しているのだけども・・・。

 

オリンピック選手や関係者への検疫がザルなのは改めて露呈したので全く期待ができない。
頼みの綱のワクチンも、接種が進んでいる国でも感染が拡大してきている現実があり、それがダメだったら詰みですよ・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です