ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。日本も核保有をすべきか?

 

ロシアがウクライナへ軍事侵攻した。
正直もっと早く陥落してしまうかと思いきや、思わぬ抵抗やEU諸国の支援もあり、時間がかかっているようだ。
原発を占拠した情報も伝わっている。
電力を押さえるのは戦略上重要だとは思うが、一歩間違えば大変なことになる。
ロシアの目的はウクライナの選挙であり破滅ではないので放射能まみれにすることはないと思うが、もし仮にこれがテロ組織であればそうなった可能性もある。
発電や二酸化炭素排出対策において原発は重要だとは思うが(発電するまでの燃料作りや、発電後の核廃棄物の保管まで含めて本当に有用かどうかは置いておく)、有事の際には危険でしかないのは明白だ。

 

ロシアは核兵器の使用をチラつかせている。
ウクライナが攻められたのは核を持っていなかったからだという話があり、日本も核保有(核シェアリング)を議論すべきだという。

 

今回のウクライナ侵攻は、綿密に計画されていたというよりは焦って急遽始めたように見える。
ウクライナがNATOへの参加を決定したみたいな情報がプーチン氏に伝わって、焦って始めたのかもしれない。
ウクライナが核開発を示唆したことも要因という話もある。
その場合、恐らくウクライナが核兵器を持っていたとしても攻め込んだだろうし、開発を匂わせただけで攻め込まれたとしたら、日本の核保有の話ももっと慎重にならざるを得ないだろう。
核を持っていたら軍事侵攻はなかったというような、そんな単純な話ではないと思う。

 

仮にの話ではあるけども。ロシアがもっと豊かな国であったならば、ウクライナは喜んでロシアに組みしたかもしれない。
ウクライナとしては、ロシアに組みしても今後の発展は見込めず、EU側の方が良いと考えるのは当然だと思う。

 

日本は唯一核兵器を使用された国である。
そんな国が核を持ったとなれば、やっぱり核武装は正しかったのだと、北朝鮮やイランにお墨付きを与えることになる。
その他の国も核武装への道を進むだろう。
そうなれば、核廃絶への道は夢のまた夢となる。
そんな世界を誰が望むのか。
人間はもっと賢い生き物ではないのか?

 

世界を救ったソ連将校として、スタニスラフ・ペトロフが知られている。
冷戦の最中、アメリカによるミサイル攻撃を誤報と判断し、核ミサイルの発射を防いだという。
仮にソ連が核ミサイルを発射していれば全面核戦争だったかもしれない。

 

核兵器がきちんと運用されるとは限らない。
この話のような誤報だったり、テロ、人的ミス、老朽化等々、核兵器が発射されてしまう要因は様々ある。
また、AIの兵器転用が進んだ場合、合理的判断として核ミサイルを発射すべきと判断されえしまう場合もあるのではなだろうか。

 

核武装は安易な道であると思う。
人類が進むべきはそんな道ではないはずだ。

 

戦争で困るのは市民だ。
ウクライナから逃げる人たちの一助になればと、わずかだが寄付をした。
ロシアは速やかに侵攻をやめるべきだ。
ロシアもウクライナもろくなことにはならないのだから。

2 COMMENTS

ココ

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毎日悲しいニュースばかりですね。
無力をさらに痛感してしまいます。

できる範囲でできる事をって思いますよね。皆少しずつなにかを我慢して寄付をして毛布の一枚でもいいから役に立てればと思います。

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林 孝信

コメント下さりありがとうございます。
退会されたユーザーと表示されたので、どうしたのか心配しておりました。

コロナの時もそうですが、大きなことはできなくても、自分の周りのできることをコツコツやっている人がこういう事態に強いそうですね。
私は読んでいませんが、カミュのペストにもそのような事が書かれているそうです。

できる範囲でできる事をするのが、最善なのだと思います。
早く戦闘が終わることを祈りつつ。

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