アメリカでは、スーパーブラッドウルフムーンが観測されたという。
スーパームーンやブラッドムーンは知っていたけども、ウルフムーンは知らなかった。
スーパームーンは、月と地球が通常よりも接近して大きく見えること。
ブラッドムーンは、皆既月食時に地球に照らされた月が赤く見える現象。
地球の大気によって波長の短い青い光が散乱され、残った波長の長い赤い光だけが月に反射して届くので赤く見える。
ウルフムーンは、1月最初の満月のことだそうだ。
月の出の間際、上記のスーパーブラッドウルフムーンの名残が日本でも観測できるということで、野見金公園へ登った。
はい、ウソです。
ただ、赤っぽく見える現象としてはブラッドムーンと似ている。
分厚い地球の大気を抜けてくる間に赤い光だけが残って赤く見える。
近頃は乾燥し、この日の午前中は風が強かったので砂やチリも影響しているのだろう。
ISO400 1/5秒 F11 焦点距離820mm
望遠だと月が物凄い勢いで昇っていくので、シャッタースピードを稼ぐ為にISO感度を400とした。
ISO200 1/10秒 F13 焦点距離1920mm
私の持ち得る最大望遠にて。
分厚い大気を抜けてくるので像が安定しない。
ちょっと歪んでいる月。
ISO100 1.6秒 F8 焦点距離960mm
一宮の海岸辺り。
こんなふうに月に照らされているのは初めて見た。
考えてみれば、月の出を狙ってここに来たのは初めてなので、そりゃ初めてだろうな。
ISO100 30秒 F20 焦点距離240mm
圏央道と月の光で輝く海。
ISO100 20秒 F8 焦点距離240mm
ちょうど雲に隠れてくれたので、いい感じで月に照らされる雲を撮ることができた。
そうでなければ、月が露出オーバーで真っ白い玉になっていただろう。
ISO100 20秒 F8 焦点距離960mm
月が昇るにつれて照らされる範囲がどんどん変わっていく。
ISO100 1/10秒 F14 焦点距離1920mm
少し登って像の安定してきた月。
赤くはなくなったけども、黄色っぽい。
ISO100 30秒 F6.3 焦点距離960mm
銚子、屏風ヶ浦方面。
写真の真ん中辺りに連なる明かりが発電用の風車。
ISO100 30秒 F6.3 焦点距離240mm
長南町と輝く海。
高い所から見ているのと望遠レンズの圧縮効果で海がすぐ近くにあるように見えるけども、直線距離で約10kmといったところ。
今回月を画面に入れたり入れなかったりでけっこう露出をいじくった。
設定はマニュアル、露出計は当てにならないので(中央測光であれば測る位置に向ければいいけども面倒くさい。平均測光の場合は画面に占める暗い部分が多いので大幅にオーバーな露出を持ってくる)ほとんど勘だったのだけども、あまり外すことはなかった。
つくづくこういうのって勘と経験なのだなと思わされた。