天の川の袂の町

  新型コロナウィルスの影響で出かけるのを躊躇するというより、人と会うのを躊躇うようになった昨今、深夜であれば大丈夫だろうと思い太東岬の灯台へ出掛けた。 いい天気だったので天の川が撮れるかなと思った次第。 天の川 絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm 灯台のある高台から。 一定時間で灯台の明かりが通るのでどうかなと思ったのだけも、方向によってはあまり影響はないようだ。 カメラの方が高感度性能が良いので、肉眼よりもはっきりと写る。 肉眼ではさすがにここまでは見えない。 町の明かりのせいで、暗順応が十分なされないからかもしれない。 天の川 絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm ソフトフィルターを使用。 星が滲んで大きく見える反面、町の明かりがぼやけ過ぎてしまう。 半分だけソフトをかけるフィルターもあるのだけども、持ってないもので・・・。 天の川 絞り:F8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:1600 焦点距離:85mm 町の部分。 天の川 絞り:F2.8 シャッタースピード:27秒 ISO感度:3200 焦点距離:17mm ただ、いかんせん湿気がすごい。 高台なので塩っ気は上がってこないけども、レンズを上に向けているとあっという間に曇ってしまう。 ものの十数分でこの有様。 インターバルをやるつもりはなかったのでヒーターは持ってきていなかったのだけども、持ってくればよかったな。 この湿気がなければ、天の川ももっとはっきり見えるのだろうけどもね。 天の川 絞り:F1.8 シャッタースピード:2秒 ISO感度:3200 焦点距離:85mm 太東岬の灯台。 さすがに真夜中だと超明るい。 天の川 絞り:F1.8 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:102400 焦点距離:85mm 灯台の明かりの向かう先。 光を止めるのに高感度を使った。 さすがにこの感度になるとノイズが酷い。 それでも最高感度はもう一段上げられる。   この光は21海里先まで届くのだとか。 1海里=1852m 21海里=38.892km 海里をkm換算する場合、2倍して9掛けするとざっくりした数字が出てくる。 42✕0.9=37.8   ちなみに、ものすごく中途半端に見える船の速度を表すノットという単位、1ノットは1時間に1海里進む速度(1ノット=1.852km/h)とのこと。   じゃあその海里って何ぞやというと、地球の円周の角度1分当たりの距離となり、地球の円周(子午線なので縦方向)=約40000km 60分✕360=21600 40000÷21600=1.8518518519 で、1.852km 船乗りでない人間からすると、ロマンですなあ。   ところで、帰り道はサーフィンのオリンピック会場となっている東浪見(とらみ)の周辺を通ってみた。 そうしたら、夜中なのに煌々と明かりが点き、警備員が所々に立って警護し、道にはズラーッとオリンピックの旗が並んでいた。 これが結果的に無観客の為の施設になってしまったわけだけども、小さな町にとっての経済効果ってスゴイんだろうなと思わざるを得ない。 警備員に呼び止められても面倒なので、写真は撮りませんでした。

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