隻腕の狼でsekiro(せきろ)。
いくらセールをやっていたからって、安易にこのゲームに手を出すのではなかった。
マジキッツイですわwww
戦国時代、斜陽にある葦名の国。
何とか立て直そうと、不死の力を持つ竜胤(りゅういん)の御子の力に縋ろうとする。
人外の力である竜胤の力を良しとしない御子の望みを叶えるべく、主人公は忍びとして尽力する。
このゲーム、とにかく敵が強い。
最初あっという間にやられて、何だこれ?ってなった。
雑兵ですら異常に攻撃力が高く、特に複数で囲まれるとどうにもならない。
何とか無双みたいにはいかない。
どうすんだこれ?とちょっと途方に暮れかかった。
やっているうちに、なるほどこれは真正面から突っ込むのが正解ではないのだなと気付く。
後ろから近づいて忍殺。
頭上から襲撃する落下忍殺。
足元から近づくぶら下がり忍殺等を駆使し、敵に気付かれずに削っていく。
気付かれた場合は、逃げ回って固まっている敵の攻撃ラインを引き伸ばし、一対一に持ち込む。
そう、こちらは忍なのだ。
真正面から当たる場合は、体力か体幹を削り切ると忍殺が可能となる。
攻撃はほとんどガードされるか弾かれるけども、体幹を削ることができる。
体幹は時間が経つと回復されてしまうので、悠長にはできない。
それはこちらも同様で、敵の攻撃をガードが弾かないと大ダメージを食らう。
ガードはダメージが通るので、敵の攻撃のインパクトに合わせてガードする、弾きを行う必要がある。
敵の攻撃を弾くと、相手側の体幹も削られる。
体幹を削り切って忍殺。
弾き弾かれキンキンと気持ちがいい。
そうやって非常にテンポの良い戦闘は楽しいのだけども、失敗すると大ダメージが待っているので、気が抜けない。
特にステージのボスは攻撃力が物凄く高いので、集中力が切れて弾き損ねるとあっという間にやられてしまう。
一方こちらはチマチマと攻撃を何回も当てていかなければならず、時間がかかる。
人間側としては集中力のゲームといえる。
回復のアイテムもあるのだけども使用するモーションがあるので、その間にやられてしまう場合もあり、明らかに敵に有利にできているゲームとなっている。
ステージを進めていくと攻め力や体力を上げることができ、これでちょっとは楽になるのかなと思いきや、さらに強い敵が出てくるのでどこまで行っても辛いwww
竜胤の御子の力によって不死となった主人公は、回生により一回だけ復活できる(敵を倒したり忍殺すると回復できたりする)。
回生の力のない状態でやられると死亡。
鬼仏と呼ばれるチェックポイントからの再スタートとなる。
鬼仏で休息することで回復できるけども、敵も復活する鬼畜システム。
死亡するとそれまでに稼いだスキルポイントとお金が半分になってしまう。
ペナルティを回避する冥助というシステムがあるものの、最大でも30%しかないのであまり当てにはならない。
しかも、あんまりに死んでいると、竜咳(りゅうがい)という病にかかる人が増えて、冥助の確率が下がっていく。
回生はそこら辺の人から生命力を奪って復活するので、奪われた人は竜咳を患い死に至る。
竜咳になった人のゼーゼーという呼吸音がリアルでスゴク嫌だwww
竜咳を回復すれば冥助の確率も戻る(アイテムが必要)。
スキルポイントは貯め切り、お金は使ってしまえ良いと途中で気づき、当てにならない冥助に頼るよりちょっと楽になった。
ちょっと退廃的なステージのグラフィックはとてもきれい。
でも、お墓とか卒塔婆とかはリアルで気持ちが悪い。
お米は大事と生米を授けてくれる。
見よこの達成率の低さ。
Steamでやっている人が少ないのかもしれないけども、それにしてもこれは・・・。
ちなみに今私は3周目。
周回するごとに敵が強くなるのだけども(さらなる苦難に挑む気力はない)、やっぱり1周目が一番キツかった。
高難易度のタグが付いているのは伊達ではない。
とはいえ、私も全くの自力でクリアできたとは言い難い。
強化アイテムやボスの倒し方は攻略サイトを参考にした。
てか、無理!!
難しいので万人にオススメはできないけども、苦難に挑みたい人はどうぞやってみて下さい。
苦難なだけに、忘れられないゲームにはなると思います。