EOS R6を買うにあたって、超広角レンズをどうするか決めかねていると以前書いた。
純正は高い、タムロンは出目金で、今からEFマウント(一眼レフのマウント)用レンズを買うのはいささか中途半端だ。
で良いのないかなとタムロンのホームページを見ていると、17-35mm F/2.8-4 Di OSDというレンズを見つけた。
広角のF値は2.8だし、出目金じゃないし、良いのあるじゃんとこれに決めた。
値段も他と比べればリーズナブルだ。
先の小櫃堰公園から鶴舞公園に移動した。
草木も眠る丑三つ時にのみ使えるワームホールを使い、一時間弱で名古屋に到着。
というのはウソで、千葉にも鶴舞公園という場所があるのです。
絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm
絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:1600 焦点距離:29mm
時間は本当に草木も眠る丑三つ時。
枝葉に付いた夜露がパタパタと地面に落ちる音が気持ち悪い。
時折聞こえる動物の鳴き声が恐怖を誘う。
イノシシとかがいきなり出てきたら避けられないだろうなと、嫌な連想が浮かんでくる。
絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm
絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:1600 焦点距離:17mm
こうやって下から煽る場合、バリアングルの液晶モニターは非常に便利だ。
もうちょっと近づきたかったけども、夜露で菜の花等がビチャビチャなのでやめた。
それに、さすがに真っ暗で、絞ると高感度にしなければならず、さすがに12800とかやると荒れるだろうなと思った次第。
絞り:F4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:400 焦点距離:17mm
ここは駐車場。
左端の桜を照らしているのは街灯。
小櫃堰公園の写真も17-35mm F/2.8-4 Di OSDで撮影したのだけども、写りも申し分ない。
難点をいえば、OSD(Optimized Silent Drive)というちょっと特殊はオートフォーカスドライブを採用していて、速度が超音波モーター等に比べて若干劣り、ジーッという音がある。
また、オートフォーカス時にもピントリングが動き、フルタイムマニュアルフォーカスは使えない(レンズに付いているフォーカスのスイッチをマニュアルに切り替える必要がある)。
ただ、基本的にオートフォーカスで事足りるので、特に不便をしているわけではない。
●手ブレ補正は結局何段分?
17-35mm F/2.8-4 Di OSDは、レンズに手ブレ補正が入っていない。
EOS R6はボディに手ブレ補正が入っているので不要と考えたからだ。
で、どのくらい効くのかな?と試してみたくなるのが人情というものだ。
結果は、よく分からない。
ファインダーを覗くと、広角端ではねっとりカメラの動きに反発し、望遠端ではちょっとカクカクとした動きになるので(レンズ内の手ブレ補正に近いような動き)、手ブレ補正自体は効いているようだ。
でも、広角でも望遠でも、1/10秒まではほぼ確実に手ブレは起こさないのだけども、それ以下のシャッタースピードになると歩留まりが悪くなる。
なので、一概に何段分の手ブレ補正といえない。
広角端では1段分も効いていないだろうし、広角端では2段分くらいはあるようだ。
結論としては、レンズや焦点距離によって違うとしかいいようがない。
昔のレンズでどのくらいの補正が効くかは、実際買って試してみるか人柱を見つけるしかないようだ。
RFレンズの中には、RF85mm F1.2 L USMのようにレンズ内に手ブレ補正が入っていなくても8段分の補正をうたうものがある。
つまり、ボディのみで8段分の補正を行うわけだけども、恐らく動きを検知するセンサーを積んでいるのではないだろうか。
レンズとボディで動きを検知し、大きなイメージサークルで大きな補正ができる。
それで8段分という制御が可能なのではないだろうか。
また、手ブレ補正が入っているレンズで試したところでは、レンズに付いている手ブレ補正以上の補正は期待しない方が良いようだ。
キャノンのホームページを見てみると、EFレンズの場合は、縦回転軸/横回転軸がレンズ内、左右/上下、回転軸がボディ内となっている。
なので、ある程度の手ブレ補正はしてくれてはいるようだけども、レンズに付いている以上の補正はあまり効いているようには思えない(これもレンズによって違うのかもしれないけども)。
7~8段分の強力な手ブレ補正の恩恵に預かりたければ、RFレンズを買えということですねwww
というわけで、タムロンさんお願いします!!
出してくれなかったら泣いちゃいます(泣)