光害除去フィルターであるスターリーナイトと、ソフトフィルターであるプロソフトン・クリアを一緒にした、スターリーナイト・プロソフトンが発売された。
ナトリウム灯や水銀燈の影響で、空が黄色やオレンジ色に色かぶりしてしまう。
RAW現像で後処理できなくもないけども、予めそれらを取り除いておくことで手間の削減や自然な仕上がりにできる。
今までも2枚のフィルターを重ねて同様の効果は得られたけども、面倒臭いのと、ケラレ(レンズの端にフィルターが干渉することで暗くなる)が発生した。
なので私は見送っていた。
2枚のフィルターを一枚にしたのが、スターリーナイト・プロソフトンというわけだ。
このご時世、よほどの田舎にでも行かない限りは街明かりの影響を受ける。
これは星屋さんの必須アイテムではないだろうか。
というわけで、試し撮りをしてみました。
canon EOS R6/タムロン 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
絞り:F2.8 シャッタースピード:25秒 ISO感度:3200 焦点距離:17mm ソフトフィルター(プロソフトン・クリア)使用
canon EOS R6/タムロン 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
絞り:F2.8 シャッタースピード:25秒 ISO感度:3200 焦点距離:17mm スターリーナイト・プロソフトン使用
スターリーナイトではないただのソフトフィルターの場合、空の色が黄色っぽいのでRAW現像で色温度を3900前後まで下げる(青色方向へ補正)。
スターリーナイトの場合は元から青っぽいのでほとんど補正はいらない。
色温度を下げると当然天の川も青方向へ引っ張られるので、結果空の色と近くなってしまう。
スターリーナイト有りでは色温度を下げる必要がないので、空は青く、天の川は赤っぽい色が残っている。
結果、天の川がより引き立つ。
canon EOS R6/タムロン 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
絞り:F2.8 シャッタースピード:25秒 ISO感度:5000 焦点距離:17mm スターリーナイト・プロソフトン使用
ただ難点もあり、若干暗くなる(説明には1/3段分とある)。
今回ソフトフィルターのみはISO3200なので、ISO5000位まで上げないと同じ露出は得られない。
ノイズ的にはちょっと不利になる。
ノイズ的には不利になるけどもこの色味は良いので、これからも使っていきたいと思います。
良いお値段だし。