撮影旅行の最後は白駒の池へ。
白駒の池は北八ヶ岳の原生林の中に位置し、すぐそばまで車で来られるものの、標高は2100mにもなる。
なんとなく、以前来たことがあるような気がするのだけども、きっと前世で訪れているのだろう(適当)。
白駒の池へ至る原生林は一面苔に覆われていて、神秘的な様相だ。
もののけ姫に出てきた原始の森のモデルは屋久島の白谷雲水峡といわれているが、そこまで行かなくてもここでいいのではないか。
一面苔に覆われていても、倒木や切り株など、所々にアクセントになりそうなものが転がっている(もちろん中には入れない)。
ポツポツと咲いている小さい白い花は、スギゴケの花のようだ。
面倒くさくて交換レンズを持って行かなかったのだけども、会長さんにズームアップレンズを借りて撮ったもの。
ズームアップレンズって便利ね。
白駒の池へ到着。
周りを森に囲まれ、静かに水をたたえる湖面が美しい。
私の場合はだと思うけども、水面が足元まで迫っていると、なんだか引きずり込まれそうでちょっと怖い。
湖の周りは基本的に平坦ではあるものの、ゴロゴロと転がる岩や木の根っこの上にむりやり木道を通してあるので、けっこう上下運動を強いられる。
標高が高いので、それだけでちょっと息が切れた。
数回に渡った撮影旅行報告はこれにて終了となります。
それにしても皆元気だ。
年金もらうような歳になって(私はいったい何歳から年金をもらえるようになるのかという話は置いておいて)も、こういう所へ来て夢中で写真を取れるほど元気がある自信がまったくない。
てか、そこまで生きているかも分からない。
とはいえ、年がら年中ああでもないこうでもないと考えることは、健康に有用であることは実感できた。
それが実感できたことが、今回一番の収穫なのかもしれない。
楽しい旅でございました。