今回の全日本写真連盟長南支部の写真展、私の持ち分4枚のう1枚を大きい半紙(言葉として変だけども)である画仙紙に印刷してみた。
というのも、2,3年前のCP+で見た、イルフォードのゴールドコットンテクスチャードに印刷したまるで絵画のような写真に惹かれ、一度やってみたいと思っていたからだ。
ならやればいいじゃん。
まさにその通りなのだけども、この紙超高いのである。
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お試しで買える値段ではない上に、よしんば結果が良かったとしても継続的に使うにはちょっと難ありである。
手の届く値段内でなにかできないかと和紙やその他の紙にやってみたりしたのだけども、どうにもしっくり来ない。
その後キット先生のラオスの紙に印刷した写真を見て、そうか、いわゆるインクジェット用ではない紙も使えるのかと考えを新たにした。
そんなこんなで、自分の中で習字の紙か障子紙が使えるのではないかと当たりを付けていたところ、習字のコーナーで件の画仙紙を見つけた。
値段も安価なので試しに買ってみた。
大学画仙紙カセ-3マキ ■半紙■マルアイ 【あす楽対応商品】
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わかってはいたものの、思った以上に薄くペラペラである。
私のプリンターはちゃんと紙を送ってくれるだろうか。
L版のサイズに何枚か切り分けて印刷を開始した。
一回目、ちょっとシワが寄っていたようで、盛り上がったところにヘッドが当たりそこだけ滲みんでしまった。
それでもちゃんといけることが分かった。
二回目、紙の曲がり具合を直して再挑戦。
今度は紙が曲がっていたのか、プリンターに巻き込まれてグチャグチャになった。
一番恐れていたことが起こってしまったが、紙を取り出して再挑戦。
三回目、ちゃんと真っ直ぐにセットしてシワも伸ばした。
ちゃんと印刷できた。
が、印刷の品質を普通紙で普通にしてあるので、ヘッドの通ったラインが丸わかりである。
インクジェット用の紙ではないのでそれで良しとしてもいいのだけども、個人的にはあまり好みではない。
四回目、苦肉の策で紙を裏返して裏面(ザラザラしている方)に印刷すると、ヘッドのラインが消えた。
しかも、裏面の方が紙の質感が出て好ましい。
非常に良い結果が得られた。
ちゃんと印刷できることが分かったので、A3ノビサイズに印刷して完成とした。
今回の写真は、ディテールが潰れるくらいコントラストを強めに掛けるといい感じになったが、今度は淡い色調のものにも挑戦してみたいと思う。
水墨画みたいな感じを出したいと考えているのだけども、できるだろうかねえ。