さようならバルケッタ。楽しい日々をありがとう。

 

この数日間、ブログを書く気になれなかった。

クルマを手放した。
約10年、12万キロを共にしたイタリアのオープン2シーター、フィアット・バルケッタ。
あんまり考えないようにはしていたけれど、いろいろ思い出が詰まったクルマだ。
このクルマのおかげでいろんなことを経験することができた。

まだ乗れたし、乗っていたかったのだけれど、なんかもういろんなことを清算したくなったのだ。
自分のアイデンティティを表すものとして非常に大きな地位を占めていたバルケッタを手放すことで、それができる気がしたし、もしかしたらもう必要なくなったのかもしれない。
ハッキリとは分からない。
自分のことなのになあ。

道の駅、河口・あんぎょう

道の駅、川口・あんぎょうにて。近くの陸橋から。Canon EOS 7D,EF24-105mm F4L IS USM,f/4.0 1/160秒

フィアット・バルケッタ

フィアット・バルケッタ。意味は小舟である。Canon EOS 7D,EF24-105mm F4L IS USM,f/7.1 1/100秒

フィアット・バルケッタ

クリアが剥げてきたり、幌が破れたりとだいぶヤレている。まあ、青空駐車だったから仕方が無い。Canon EOS 7D,EF24-105mm F4L IS USM,f/6.3 1/60秒

FIAT barchetta

これがラストショット。もうこのブログにこのバルケッタが登場することはない。Canon EOS 7D,EF24-105mm F4L IS USM,f/4.0 1/500秒

帰りの電車内、ipodからジョージ・ウィンストンのColors/Danceが図ったように流れてくる。

続いて村松健さんの「海にいます」

思い出が次々に浮かんでくる。
なんというコンボ。
電車の中で俺を泣かす気か。
でも、楽しかったと心底思えた。

というわけで、バルケッタの出てくるトップギアの中東スペシャルで笑ってお別れいたそう。
トップギアでも証明されているように(たまたまかもしれないけど)イタリア車は案外丈夫です!!

スティーブ・ジョブズさん曰く、「何かを手にする には既存のなにかをを手放さないとそれ以上受け入れる事ができない」という。
信じるぜ、あんたを!!

4 COMMENTS

ちぇりた

お気に入りの車を手放されたと言うことで驚いております。
10年間も自分の足代わりに走ってくれた車ですのでなおさらのことでしょう。
いつかバルケッタの様々な喜怒哀楽のあるエピソードを書いていただける事を楽しみにしています。
これだけ大事にされた車は幸せですね。

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林 孝信

あることが当たり前になっていましたが、、いざ手放すとなるとけっこう精神的にくるものだと分かりました。
バルケッタと共にあった10年は今でも昨日のことのように思えるほど強烈なものでした。
今は感謝でいっぱいです。

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Waniradio

キャラメルチャックです

今更ですがあけましておめでとうございます。

驚きました…

なにを書けばいいのか分かりませんがたかPさんご自身の新しいスタートだと思うので
応援したいです。

「なにかを手にするには〜」はまさにその通りだと思います。
またなにかのオフでお会いしましょうね!

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林 孝信

こちらこそ、あけましておめでとうございます。

手放すことについては悩んだのですが、判断を下すこととしました。
バルケッタのおかげでとても楽しい経験ができました。
オフ会もその一つです。

クルマ無いですけど、またお会いできるのを楽しみにしています。

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