ゲノム編集食品は安全か?

ゲノム編集 遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」という技術を使った食品が、早ければ今夏にも市場に流通することになった。厚生労働省が18日、ゲノム編集で開発した一部の食品は従来の品種改良と同じであるとして、同省の安全審査を受けなくても届け出だけすれば流通を認める方針を固めた。ただゲノム編集食品を巡っては安全性を疑問視する消費者もおり、正しい情報を伝える食品表示のあり方などが課題になりそうだ。   現段階では表示の義務化を検討している。   大雑把にいえば、今までの遺伝子組換えをより高度化したのがゲノム編集であり、遺伝子組換えの一種である。   ゲノム編集食品は安全であり、普及には消費者の理解が必要だとしているが、それは本当なのだろうか?  
  ●ゲノム編集食品は安全か? 個人的には、自分の口に入れる場合にはあまり気にしていない。 食べる分には、基本的には安全だろうというスタンスだ。   しかし、それらの種子や苗が野に放たれた場合はどうだろうか。 従来の農作物や野生の植物に負けて枯れてしまうのならば良い。 しかし、勝った場合、他の植物を駆逐し始めたらどうなってしまうのだろうか。   外来種が入ってきた場合、長期的に見れば在来種と変わらなくなってしまうだろう。 しかし、短期的には外来種は在来種を駆逐して行き、その土地の生態系を壊してしまう。 また、ゲノム編集段階では大丈夫だったものが、突然変異で危険なものへと変貌するのかもしれない。 そのような事態にならない保証はないし、そもそも検証できないのではないだろうか。   品種改良も似たようなものだけども、問題にならなかったのは、それらの植物は大量の水や農薬、肥料を必要とした。 野生で繁殖できるほど強くなかったし、優れた品質のものは一世代だけであるものが多い(F1品種)。   遺伝子組換えとなって来ると話は変わってくる。 特定の除草剤に耐性を持ったもの、食べた害虫を殺すものなど、少量であればそれほど問題にはならないかもしれないが、それらが大規模に栽培されていった場合、生態系にどんな影響があるか分からない。 上記の理由から、私は遺伝子組換え食品及びゲノム編集食品には懐疑的だ。   とはいえ、従来の農業が限界に近づきつつあることも確かだ。 とりあえずとして、過剰な品質要求をやめて廃棄を減らせばだいぶ違うのではないだろうか。 焼け石に水であることは承知しているけども。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

時の最果て
時の最果てに行こうとしたら墓場にすっ飛ばされた件

次の記事

明けまして令和おめでとうございます。平成最後はBOSEで散財
BOSE SOUNDLINK REVOLVE