アニメSHIROBAKOがおもしろい。
アニメ制作会社の制作に配属された主人公、宮森あおいの奮闘を描くものだが、泣き笑いや仕事をする上での心構えなど、学ぶこと、触発されることがが多い。
公式サイト
「こだわんなきゃおもしろくない」
「続けないと仕事はおもしろくならない」
「夏を表現するのに入道雲と蝉の声では思考停止」
「自分の進む先が最初から見えていたわけじゃない。気が付くと今ここにいる」
「クリエイターは誰しも、繊細で傷つきやすい心を持っている」
などなど、私も一応クリエイターの端くれを自負するものとして身に積まされるものがある。
もちろんそれはクリエイターに限ったことではないけれども。
ただ、一つ注文を付けるとすれば、いささか綺麗すぎるということだろうか。
アニメ制作の現場といえば、仕事はキツくて薄給という日本でも指折りのブラックで有名だ。
世界にクールとして発信されるものの制作過程が超絶ブラックというのも皮肉が効き過ぎているようにも感じるが、その辺りを描いてくれると完璧だと思うが、それを盛り込むのはさすがに難しいのだろう(徹夜続きみたいな表現はある)。
話数的にはもう佳境だが、毎回濃い内容で30分があっという間にに過ぎる。
こういう恐らくは万人受けをしないであろう題材でここまでおもしろくするPA WORKSはさすがだと、毎回感心させられてしまう。
SHIROBAKOに登場する人たちの、100分の1でも情熱を受け取ることができたのなら、十分見る価値があると思う。
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