ゆるキャン△は空気感が素晴らしい

  山の夕暮れの、これから冷えていく空気感。 夜の冷たくピンと張り詰めた空気感。 ゆるキャンは、そんな空気感が伝わってくるとても丁寧に作られたアニメだと思う。   ゆるキャンはその名前の如く、重装備が必要な冬山でキャンプのようなガチなものではなく、ちょっと出かけてキャンプ場でのアウトドアなど、手軽に楽しむことを目的としている。 それでも、テントの張り方などちゃんと解説してくるので、全く知らない人でも置いていかれることはない。 しかし、このアニメ(原作は見ていないので分からない)の真骨頂は、キャンプで焚き火などをしている時のゆったりとした空気感だろう。 キャンプ場を走る風の音(風と分かるほどの音量ではない)、民族楽器のようなものを使ったゆったりとした音楽、空気感を伝える丁寧な描写(背景も素晴らしい)、それらが相まって、実際にそこにいるように感じる。 舞台となっている季節が秋冬で現実と同じくらいなので、そう感じるというのもあるけども、きっとこれが夏に放送されたとしても、同様に冷えて澄んだ空気感は伝わってきただろう。   個人的にぐっと来たのは、3話の夜のふもとっぱらキャンプ場で、二人でラジオを聞きながらまどろんでいる所だ。 ラジオの音質でエンディングが曲が流れてきて、誰もいないキャンプ場が映し出される。 二人はまどろみながら「日の出は何時頃かな」なんて会話をしている。 ラジオのDJは、「明日は全国的に晴れ、良い週末を。ではおやすみなさい」と締める。 ラジオっ子の私にこれはたまらない。 夜のラジオを曲にもよるけども、これから就寝に向けて閉じていくような独特の雰囲気がある。 これがテレビだったらダメだ。 リスナーとDJの距離が近いラジオならではのものである。 それを活かした見事な演出だ。 これにはゾワッときたwwww ゆるキャン ゆるキャン ゆるキャン ゆるキャン ゆるキャン ゆるキャン   冷えた感じが伝わる要因としては、厚着をしている、吐く息が白い、背景の紅葉や枯れ色の草、空の色、それらが合わさってのことなのだ。 この空気感を伝えるという手法は私も写真で真似をしたいと思う。 もちろんアニメと同じ方法は使えないけども、それらを念頭に置いて写真に活かしたいと思う。 できるかなwww   劇中の雰囲気にピッタリの音楽を担当されている立山秋航さんは、お名前をどこかで見たなと思ったらけものフレンズの方だった。 スゴクいいでございます。
 

  最後に余談。 登場人物のしまリンちゃんは、ラジオといい本のチョイスといい、一緒にうまい酒が飲めそうだwww ま、私は酒は飲まんけどもwww(飲まないだけで、飲めないわけじゃないのよ)
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