実はけっこう怖い 黒部渓谷トロッコ

 

2日目は黒部渓谷鉄道のトロッコへ。
黒部ダムというと有名な黒部第四発電所(黒四ダム)ではなく、もっと下流の方をトロッコは通る。

トロッコは宇奈月温泉駅から欅平駅を結ぶ。
時間は大体一時間くらい。

駐車場で、これなんてクルマ?って聞かれたのはご愛嬌。

宇奈月駅

トロッコの始発、宇奈月温泉駅にて。出発まで時間があったので帰りのトロッコを撮影。

黒部川

黒部渓谷をトロッコが走る。

トロッコ

トロッコ。普通の電車をイメージしていると、その小ささに驚く。

トロッコ

トロッコはっしーん。

せっかくならオープンだろ!と思って一番安い切符にしたら、楽しかったもののスゴク寒くて後悔。
帰りは奮発して窓ありの車両にしようと誓う。

宇奈月ダム

宇奈月ダム。エメラルドグリーンと橋の赤が非常に映える。

新柳原発電所

新柳原発電所。まるでドイツの古城。

トロッコ

壁スレスレを走るトロッコ。手を出しちゃった人はいないんだろうか。怖えー。

猿用の吊り橋

猿用の吊り橋。本当に猿が渡っていた。

出し平ダム

出し平ダム。水が出ているのは排砂ゲート。

冬期歩道

冬は積雪によりトロッコは使えないため、メンテナンスの為の歩道がある。

崖

黒部川からいきなり崖がそそり立っているのが分かる。

トロッコ

トロッコはトコトコ登っていく。

黒部第三発電所

途中、黒部第三発電所を通る。工事は非常に難航したとのこと。

欅平駅

欅平駅の駅から歩いて河原まで下ったところ。

欅平駅

トロッコ電車の終着駅の欅平(けやきだいら)駅。こう見ると山の中にポツンとあるだけに見える。

ふくろうの木

ちょっと暗いが、ふくろうのような形となっている木。不苦労ということで。

猿飛峡

黒部川でも川幅が一番狭くなっており、猿が飛び越えたところから猿飛峡と呼ばれる。人も飛べそうだ。

崖

良い崖だ。スゴク良い。

黒部川

本当にエメラルドグリーンをしている黒部川。たぶん温泉成分等によるものだと思う。すごくきれいだ。

この時なんで祖母谷(ばばたに)まで歩く気になったのか思い出せないのだけれど、そこまで行くことにした。
あんまり人がいなかったからかな(自分の性格として、人のいない方に行きたがる)
今は工事中(もうちゃんと遊歩道ができていると思うけども)だから自己責任でね、という看板に俄然ヤル気になる。

祖母谷温泉

祖母谷温泉へ向けてレッツラゴー。

欅平駅

欅平駅から祖母谷温泉へ行く途中、雨が強くなり雨宿り。山の清冽な空気が気持ちいい。

確かに狭い道をダンプカーが行き来しているし、けっこう断崖絶壁だ。
これは自己責任の世界だなあと思って歩いた。

黒部川

祖母谷温泉へ行く途中の黒部川。人口の川のよう。

祖母谷温泉

欅平駅から30分くらい歩いただろうか。これは山小屋。近くに白馬岳登山道の入り口があるので、ここが拠点になるのかな。

後でみたHPには欅平駅から2.5km、50分くらいかかるよと書いてあった。
お年寄りだとそのくらいかかるかな。

祖母谷温泉

祖母谷温泉にて。いたるところから温泉が湧いている。強者は河原に穴を掘って、川の水で温度調整をしつつ入るとか。さすがにそれはしなかった。

ここまで来て足湯で帰れるかっ!と思って山小屋の温泉に入った。
タオルも何も持っていなかったので自然乾燥だ!
後のことはどうにでもならあな。
それでも、黒部川の川音を聞きながら、少しぬるめの温泉に入るのはとても気持ちが良かった。
そのうち雨が降ってきたが、それすら心地よかった。
時間と体力があったら超オススメ!
今度はここに泊まってゆっくりしたい(山小屋なので泊まれる)。

ここまで来る途中に名剣温泉というものがあるのだが、工事のせいか気が付かなかった。
後で思えば、気が付かなくて良かったと思う。

雨が降ってきたので、山小屋の人が傘を貸してくれた。
駅に預ければ良いよと、親切にしてもらった。

帰り道

雨になった帰りのトロッコ。団体さんのせいで結局吹きっさらし。さらに寒い!!

帰りで体が冷えてしまったので、近くのお店で、土地の名物「ますの寿し」と「白エビの天ぷら」を食べた。
ますの寿しは今ではコンビニでも売られているのでご存知の方も多いと思うが、白エビは初めてだった。
かき揚げみたいなものかと思って期待せずに口にした瞬間ビックリ。
エビの味が濃い!!
こんなの初めて食べた。
名物に美味いものなし、なんていうけどもそれはウソだ。
その土地の人が昔から食べているものは美味しい。
無理やり名物に仕立てるからマズくなるのだ。

また行きたい気持ちが募ってくる。

ちなみに、トロッコの終着駅、欅平駅から黒四ダムへ行こうと思えば行ける。
ルートは二つあり、一つは関係者が使用する列車を使用する方法。
これに参加するには見学会に参加するしかない。
年に数回公募するそうな。

もう一つは渓谷を歩いて行く方法。
これは一筋縄ではいかない。
断崖絶壁を通る上、非常に時間がかかる。
欅平駅の看板には十何時間だかかかるよと恐ろしいことが書いてあった。
でも、有名な白竜峡や十字峡などを見られるルートであり、一度行ってみたいものだ。

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