ニコンが動画で新機種と思しきカメラをチラ見せしている。
これが噂のフルサイズのミラーレス機なのだろうか?
2400万画素と4500万画素の2機種が用意される等、噂については以下に詳しくあります。
あくまで個人的な意見だけども、フルサイズの一眼レフに対するフルサイズミラーレス機のメリットは、メカ的に連射の速度を上げやすいことに尽きると思う。
一眼レフの連射速度は、結局はミラーを上げ下げする速度に縛られる。
ミラーアップしっぱなしの連射もできるが、フォーカスの追従性は劣るだろう。
キャノンの1D XⅡは、ライブビュー時は秒間16コマとあるが、フォーカスは1コマ目に固定となっている。
ミラーレス化によるボディの小型化になぜメリットを見出さないかというと、ボディが小さくなっても結局レンズがデカイので、トータルではあまり効果がないからである(焦点距離の短い単焦点レンズなど、小さいレンズと合わせればメリットはあると思います)。
その小型化のメリットを活かすには、センサーサイズが小さくなければならない。
フォーサーズや大きくてもAPS-Cが限度だろう。
と、恐らくニコンも考えたのだろう。
センサーサイズの小さいnikon 1を発売したが、あまり奮わなかった。
コンデジにしては大きく、サブ機には心許ない。
まさに帯に短し襷に長しだが、そう思われてしまったのではなだろうか。
とここまで書いて、新マウントのフルサイズのミラーレス機とNIKKORレンズを開発中であるとデジカメinfoにあった。
現在のFマウントは径が小さくレンズの設計が難しい云々なんて話も聞いたことがあるので、これを機に刷新したかったのだろうと邪推してみる。
一カラ設計できるのであれば、光学性能とコンパクトさを兼ね備えた素晴らしいレンズができるのかもしれない。
ソニーのα9などのフルサイズ機がウケているのはコンパクトだからではなく、他の一眼レフに比べて単純に性能が良いからだ。
では、ソニーと比べてニコンの勝っている所は何か?
私は信頼性だと思っている。
性能がソニーに匹敵し、現行の一眼レフのような信頼性を確保できれば、きっと売れるだろう。
ファインダーの不自然さや電池の持ちの悪さなどのミラーレスのデメリットはほとんど解消したといって良いと思う(ファインダーに画像を写していると電池を食うなど、物理的にどうしようもない部分もあるけども)。
将来的に一眼レフ(ミラー有りね)はなくなっていくと見ている。
キャノンもフルサイズのミラーレスを計画しているというが、中途半端にやると大火傷しかねないのではないだろうか。
私が一眼レフからミラーレスに乗り換えるとしたら、一眼レフが少数派になった時か、お金があるときwwwとなるだろうか。
ミラーレスはカメラにとってのイノベーションだ。
最初は確かに性能は今ひとつだったかもしれないが、ある面においては一眼レフを追い越している。
まったくもってイノベーションのジレンマそのままなのだけども、果たして生き残るのはどこだろうか。