平常時にいっぱいっぱいだと緊急時にヤバイ。

  東京都が休業・営業短縮要請に応じた事業者に支給する「感染拡大防止協力金」について、支給を受けることが決まった事業者は、申請件数9万件のうち約3%にとどまっていることがわかった。手続きが煩雑な上、担当職員の不足で作業が滞っているという。経済的に追い詰められた事業者は「一刻も早く支給してほしい」と訴える.。 朝日新聞デジタルより。   新型コロナウイルスの感染者が全国で最も多い東京都内の各保健所では、先月、担当者の残業時間が大幅に増え、「過労死ライン」と呼ばれる水準を超えるケースも相次いでいたことが分かりました。 NHKより   手続きが煩雑だったりシステムが脆弱だったりと、単純にマンパワーのせいにできない理由もあるとは思うが、やはり人員不足が原因の面は大きいと思われる。 PCR検査数が伸びない(できない)理由として、保健所数の削減が挙げられる。   保健所がお役所が通常時どの程度の作業量があるか内部の人間ではないので分からないけども、恐らくそこまで暇ということはないだろう。 通常業務で手一杯という状況なのだと思う。 そういう状況で今回のコロナ騒ぎが重なると、もうにっちもさっちもいかなくなってしまうのは想像に難くない。 小手先でどうこうしようという範疇は簡単に超えてしまう。 今回のコロナウィルスでの一番の教訓はリモートワーク等の働き方の改善もあるけども、緊急時を見越した人員をきちんんと確保しておくことではないだろうか。   働きアリの法則というものがある。 ・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。 ・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。 ・よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。 ・よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。 ・よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。 ・サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。   すべてのアリが同時に働き始め、短期的には仕事の能率が上がるが、結果として全てのアリが同時に疲れて休むため、長期的には仕事が滞ってコロニーが存続できなくなることがコンピュータシミュレーションの結果から確認されている、とのこと。 正直、人間ってアリにも劣ると思う。 もちろん短期的に収益は上がるのだろうけども、社会の継続という面では赤信号だ。   そういえば、以前ニート人たちは働かないアリに相当し、必要な人達ではないのか?といってていた人がいたが、アホじゃなかろうかと思った。 そういう人たちが今働いている人たちにすぐに代われるのか? そういう人たちが、現在養っている親が亡くなってしまった場合に飢えずに生きていられるのか? 答えは否である。 働かないアリはきちんと企業で雇用し、いつでも交替できるように訓練しておくべきである。   コロナ後の社会はアリに学び、人員をきちんと確保することが重要なのだと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

コロナ後の世界を想う

次の記事

勢いで Rakuten UN-LIMITにしちった
AQUOS sense3 lite