ホームニュース 表現の自由とは何か? 2021年4月23日 ポスト 0 シェア 0 はてブ 6 LINE 2019年8月1日、あいちトリエンナーレ2019が開幕した。同年8月3日、その中の展示の一つ「表現の不自由展・その後」が、中止となった。 8月1日 「表現の不自由展・その後」に対する政治的な圧力がはじめて明らかになったのは8月1日、あいちトリエンナーレ開幕の日だった。この日河村たかし・名古屋市長は、「表現の不自由展・その後」の展示の1つである「平和の少女像」を問題視する発言をし、翌2日に展示を視察する旨表明した。 8月2日 河村市長は2日12時前、あいちトリエンナーレのメイン会場である愛知芸術文化センターに到着。会場奥にある「表現の不自由展・その後」を担当者に案内されながら15分ほどかけて視察し、その後のぶら下がりの取材の中で、「平和の少女像」の展示を中止するよう大村秀章・愛知県知事に求めることを表明した(なお筆者はこの日たまたま会場を訪れており、視察後の取材にも居合わせることになった)。 8月3日 そして翌日、8月3日夕方。あいちトリエンナーレ実行委員長でもある大村知事が臨時の記者会見を開き、「表現の不自由展・その後」全体の中止を発表。「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」とした脅迫FAXが来たことなどに触れ、おもに安全面の理由で中止を決めたと説明した ヤフーニュースより抜粋。 Yahoo!ニュース 個人 1 Post 512 Users 287 Pocketsあいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」をめぐって起きたこと――事実関係…https://news.yahoo.co.jp/byline/akedotakahiro/20190805-00137053/あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」が中止となった。開幕から3日間のあいだに、何が起きたのか。事実関係と論点を整理する。 公金を使うからには公平でなくてならない等々元々物議を醸してはいたようだが、中止になった直接の原因はガソリンの携行缶を持ってお邪魔するという脅迫によるものであろう。 行政がそんなことには屈せずと毅然とした態度を取っていれば中止にはならなかったのかもしれないが、今回そうはならず、むしろ行政が側が中止すべきという態度を取った(検閲と見られても仕方がないと思う)。 一応警察は動いていたみたいで、犯人が逮捕された。 Infoseekニュース少女像展示に脅迫ファクス送った疑い、男を逮捕 – 記事詳細|Infoseekニュースhttps://news.infoseek.co.jp/article/20190807_yol_oyt1t50278/愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像の展示に対する脅迫 人は何の為に表現をするのか? 個人的には、「抵抗」であると私は考えている。 流れ続ける時の流れ、人の営みへの警鐘、政治思想などなど、何かしらに不満があるからそれらに抵抗したくて人は表現をするのだと思う。 だからといって何でもやって良いか?といわれるとそうではない。 他人の自由を侵害したり名誉毀損等、他人を傷つけるものはやってはいけないと思う(実際刑事上の罰を受ける場合もある)。 そこに抵触しない範囲であれば自由にやってもいいとなる。 ガソリンの携行缶を持ってお邪魔するもある意味表現の自由に入ると思うが、これは明らかに脅迫なのでアウトである。 では、政府の見解と異なるとか、心を傷つけるとされた少女像や昭和天皇の写真を燃やす展示はアウトとなるのか? 毒にも薬にもならないようなものはともかく、表現をする上で誰かの心を傷つけてしまうことはあると思う。 これは個人的見解だけども、弱者が強者に対して行うものは可であると私は考えている。 少女像は従軍慰安婦を模したとされるもので、韓国の日本大使館前に設置された際に問題になった。 ja.wikipedia.org 2 Posts 5 Users 17 Pockets慰安婦像https://ja.wikipedia.org/wiki/慰安婦像 従軍慰安婦にはきちんと報酬が払われており強制連行もなかったという話もあるが、日本としては軍の関与を認め謝罪した。 が、そういうことになっていも、あいちトリエンナーレの件で、日本国内では従軍慰安婦は認められていないと対外的に宣伝した形となってしまった。 個人的には、強制連行の人数は盛りすぎだと思うが、やっていたと考えている。 ja.wikipedia.org 2 Users 11 Pockets日本の慰安婦問題https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の慰安婦問題 酷いことをやった相手が韓国だけであるのならば眉に唾をつけて聞くのだろうけども、他国に対してもやっているので韓国だけ特殊なことではないと考えてる。 もちろん時は戦時中であり他国もやっていることではあると思うが、だからといって許される訳ではないだろう。 ja.wikipedia.org 13 Users 13 Pockets日本の戦争犯罪一覧https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の戦争犯罪一覧 政治的主張はあれど、被害者が加害者を糾弾するものであり、弱者から強者へ向けてのものであるので良いと考えている。 逆に、強者が弱者をぶっ叩くのは非常に格好悪い。 はすみとしこ氏のような人種差別全開のマンガ。 きっと強者の側にいる人達が見ていて気持ちが良いのだろう。 アニメ化中止となった「二度目の人生を異世界で」は、事の発端は作者のヘイトツイートとのこと。 でも、15歳で中国に渡り、黒社会で活動。日本の「世界戦争」に従軍し、4年間で4,000人弱を殺害した94歳の老人が異世界に転生するとか、アニメ化する時点でこれマズイんじゃね?とか思わなかったのだろうか。 本来、作品と作者自身の思想は切り離して考えるべきだが、やった側がその行為を是とする内容はツイートと繋げられても仕方がないだろうし、そもそも内容がマズイと思うけども・・・(もちろんこれは個々で判断すべき問題だと思います)。 ただ、この件は表現の自由とは切り分けて考える必要があるかもしれない。 BLOGOS 46 Users 5 Pocketsアニメ化中止は「表現の自由」案件ではないhttps://blogos.com/article/303337/5月22日に今年10月からのテレビアニメ化が発表されていた「二度目の人生を異世界で」のアニメ化が突然の中止(*1)、既存の同タイトルの書籍版も、増刷を含む、今後の刊行が未定となった(*2)ことが話題になっている。最初は原作者によるツイッター上での謝罪(*3)、 結論としては、「表現の不自由展・その後」は日本には早すぎたのだろう。 ここから個々までが自由の範疇でここからはダメねって偉い誰かに決められてしまえば、それは自由ではない。 日本にとっては不名誉な展示であっても、行政が毅然とした態度を取り、個々の判断に任せればいいじゃないかとならない時点で日本は成熟した社会とはいえないのだと思います。