10月4日00:15分頃、緊急地震速報が鳴った。
観測された地震は最大で4であり、結果的に誤報となった。
それを受けてツイッターでは、緊急地震速報なんて要らないという意見が散見された。
確かに、夜中に緊急地震速報で起こされて、結果誤報だったとなればそれは頭に来るだろう。
でも、本当に要らないのか?
ちなみに私は、スマホから離れた場所に居たので、地震があったことにすら気が付かなかった。
後でスマホを見て、地震に備えろという表示が出ていたので驚いた。
●緊急地震速報の有用性
地震は主にP(Primary)波とS(Secondary)波からなっており、大きな揺れの可能性のあるS波に先行してやって来るP波を検知し、地震の大きさを判定するものだ。
P波を検知し、S波の大きさが震度5弱以上と判定した場合に緊急地震速報を発令する。
今回の誤報は、マグニチュードを過大に評価した為という。
緊急地震速報は少ない情報で予想を出すため、震源が遠かったり、複数の地震が合わさったり等で誤差が生じるという。
過去には落雷で東京湾を震源とする緊急地震速報が発令されたこともある。
東京湾を中心に広範囲が予想震度7となっていて、この時はもうダメだと思った。
東日本大震災において規模を過小評価するという問題はあったものの、緊急地震速報発令から10~20秒位の猶予はあった。
あとこれは私の推測だけども、震源における岩盤などの破壊のされ方によっても変わってくるのではないだろうか。
今後は地震のメカニズムの解明が進み、観測機器のブラッシュアップによって精度が上がることを期待したい。
●メガネメガネ
私は、緊急地震速報は非常に有効であると思っている。
例えば睡眠中、いきなり地震で起こされて寝ぼけた頭で対応させられるよりは、起きてから地震までほんの少しのタイムラグでも、頭を覚醒できる時間があることは有用である。
また、目が悪い人は、メガネをかけられるか否かでその後命運は大きく違ってくるのは明白だ(私のことです)。
ボヤけた目で、かつ暗闇での行動は危険以外のなにものでもない。
どうせ見えないのだから変わらないのではないかと思われるかもしれないが、昼と夜とでは全然見え方が違うのだ。
近視の人でなくとも、不意打ちではなく心構えができるだけでも有用であろう。
震予知が現状不可能であるのなら、地震が起きてからの検知速度を早めて警報を出す緊急地震速報というシステムが、最適解ではないだろうか。