夜、南東の方向から赤く明るい星が登ってくる。
火星だ。
金星ほどではないが、非常に明るく目立つ星である。
火星は今大接近中という。
地球と火星の距離が6000万kmよりも近くなるのは15年ぶりなのだという。
未明の火星と月。
手持ちでもこれだけ撮れる。
ちなみに、火星がなぜ赤く見えるのか?それは、地表の大部分が赤い酸化鉄で覆われているからである。
しかし、火星で画像検索してもらうと分かると思うが、黒い地表の上に赤い酸化鉄が覆いかぶさっているように見え、また全体を覆ってはいない。
火星では時折凄まじい砂嵐が起こることが知られている。
にもかかわらず全体を覆うに至っていないのは、この酸化鉄が火星自身のものではなく、他の天体からもたらされたものであるからという話がある。
しかもそれは遠い過去ではなくかなり最近のことであるとか・・・。
信じるか信じないかはあなた次第。