大津の事故は他人事ではない

  8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)6丁目の丁字路の県道交差点で車2台がぶつかり、うち1台がはずみで保育園児の列に突っ込んだ。滋賀県警によると、近くのレイモンド淡海(おうみ)保育園に通う伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)=同市大江5丁目=と原田優衣(ゆい)ちゃん(2)=同市大江2丁目=が死亡。男児(2)が意識不明の重体となっている。ほかに2~3歳の園児10人が重軽傷、引率していた保育士3人も軽傷を負った。 ハフポストより。
  大変痛ましい事故であり、ご冥福をお祈り致します。   事故の原因は右折車の前方不注意ということで直進車を運転していた方は早々に釈放されたが、ツイッターにはなぜ釈放するのか等々、誰が悪い彼が悪いという書き込みが多かった。 その中には、幼稚園が悪いというものもあったが、普段から安全に配慮している姿がグーグルストリートビューに撮影されていた。   この手の事故は現状どこでも起こり得るものである。 自分が被害者になるかもしれないし、加害者になるかもしれない。 私は他人事ではないと思った。   事故の原因は右折車の前方不注意だが、その手の判断ミスは私もするかもしれない。 多分正常時にはやらないと思うが、体調不良や気が急いている時など、人の判断力は実に簡単に奪われる(大津の事件がどうだったかは分からないけども)。 そしてそれをリカバリしてくれる装置は今の所存在しない(横滑り防止装置や死角に車等が居ると教えてくれるものはあるにはあるが)。 現在の交通は100%人の判断に依存するものであり、非常に脆弱である。   日本は歩行者が被害にある交通事故が多いという。 理由は、車優先で歩行者が二の次となっている道路整備がされているからだという。 今回の事故も、ガードレールやポールが立っていれば防げたのかもしれない。   マスコミの報道姿勢にも批判が集まった。 私は夕方のニュースで見ていたが、泣き崩れる園長先生に意味のない質問を投げかけたり、こんなものを見て誰得なのだろうと思った。 こんなものに意味があるのならが、道路の問題点や園庭の無い幼稚園の問題を掘り起こして提起して欲しいと思う。   誰もが加害者になり得る今回の事故を防ぐにはどうしたら良いのだろうか? 人の側でできることは、時間に余裕を持つこと、体調不良時には車に乗らないこと(そうも言っていられない状況もあるので、そういう時は意識して速度を落とす)、確実にハンドルやブレーキ操作をできる姿勢取る(サンダル履きやシートを倒してだらけた姿勢で乗るのは論外)ことだろうか。 車に乗ることが特別ではなくなっている昨今、自分は拳銃よりも殺傷能力のあるものに乗っていると意識すべきなのだと思う。 もちろんこれは自分にもいい聞かせるものです。 悲惨な交通事故が二度と起きないことを願ってやみません。

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