パリ(CNN) フランス政府は5日、2019年1月1日に予定していた燃料税の引き上げについて、19年中は実施しないことを明らかにした。燃料税の引き上げをめぐっては国内各地で抗議デモが発生していた。
CNNニュースより。
あまり豊かでない地方に住み、日々の生活を車に依存している「黄色いベスト」たちは、そのことを知っている。彼らはマクロン氏が公共交通の改善を待ってほしいとか、車の相乗りをしてほしいと言うと(彼は実際にそう言った)、侮辱されたと感じるだろう。
ウォール・ストリート・ジャーナルより。
この構図、何かに似ているなと思ったら、増税ではないけども最近日本が導入するかもしれないとした、走行距離によって自動車税を課税するという構図にそっくりだ。
どのように導入するかはまだ分からないけども、そのまま解釈するのであれば、移動を車に頼るしかない地方住まいの人たちや流通業界の人たちの負担が重くなる。
一方都会に住み、高級車を所有する人たちの負担は軽くなる。
もちろん都会住まいの人は裕福で、田舎住まいはそうではないという構図はそのまま当てはまる訳ではないけども、やりようによっては所得の少ない人の負担が重くなる逆進性の税金になりかねない。
逆進性の色の強い消費税もどんどん上げる政府のことだから、今より負担が軽くなることにはならないだろう。
そして現在、ガソリンにかかる税金(揮発油税)は通常の倍額を払っている。
ガゾリン税(揮発油税)は現在53.8円だが、そのうちの約半分に当たる25.1円が「暫定的に」引き上げられたものになる。
つまり日本人は、1974年から暫定的に引き上げられた税金を50年近くも支払い続けているのである(一旦解除された時もあるが。)
しかもこの税金にはさらに消費税がかかる二重課税となっている。
つまり現状、ガソリン本体の価格+ガソリン税(揮発油税)+石油石炭税+温暖化対策税温暖化対策税を本体価格とし、そこに8%の消費税が乗る形となっている。
式にすると(ガソリン本体の価格+ガソリン税+石油石炭税+温暖化対策税)✕8%となる。
つまり現状、ガソリン本体の価格+ガソリン税(揮発油税)+石油石炭税+温暖化対策税温暖化対策税を本体価格とし、そこに10%の消費税が乗る形となっている。
式にすると(ガソリン本体の価格+ガソリン税+石油石炭税+温暖化対策税)✕10%となる。
温暖化対策税は、石油石炭税にプラスされる特例。
レギュラー価格150円とすると、(82.29+53.8円+2.04円+0.76円)✕8%となる。
レギュラー価格150円とすると、(79.76+53.8円+2.04円+0.76円)✕10%(13.64円)となる。
こちらのサイトで簡単に計算できる(サイトの石油税は石油石炭税+温暖化対策税)。
ちなみに軽油も暫定税率が適応されている。
暫定税率が50年近くも続けられ、しかも二重課税になっているなんてムチャクチャだと思うが、それでも何もいわない日本人はフランス人から見たらもはや異星人ではないだろうか。
消費税もそうだけども、車はすでに贅沢品ではないのだし、こうやって取りやすいところから取る税金やめませんかね?
なぜかたくさんはてブが付いて嬉しかったのでリンクを貼っておきますww
>>二重課税になっているなんてムチャクチャだと思うが、それでも何もいわない日本人はフランス人から見たらもはや異星人ではないだろうか
異星人ではないでしょうね
なぜならフランスもまたタックス・オン・タックス(2重課税)で小売価格は暴動当時、税別価格の約2.43倍にもなるのですから
あなたの無知自体は仕方のないことです。
しかし、こうした調べればわかることを疑問も持たずに盲信し的外れの説教というのはもはや呆れることしかできません
「二重課税課税は日本だけ!!」というのは無知が大手を奮っていた学生運動世代に流行った嘘知識なのですが、こういった刷り込みがあなたのようにさらなる無知の発信を呼び込んでいると思うと暗澹たる思いです
勿論、二重課税はフランスだけではありません
そもそも二重課税でないなら、各国のレジ設定が何十年も前から品目レンジと振り分けと租税ごとの複雑な計算をしていたことなります
少しでも疑問を感じなかったのでしょうか
なぜ調べないのか
それはあなたが無知なだけでなく、常識の欠如とその自覚がないからです
二重課税がおよそ合理的であるのであれば構わないと思います。
ただ、他国がこうだから日本は問題ないと相対化することは問題を矮小化するだけで何の解決にもなりません。
ガソリン税に限っていえば、道路特定財源でなくなった際に見直す機会はあったのですが、そのままズルズルときてます。
さらには消費税が10%となり、さらに拡大しています。
特定財源云々の議論の際にどんな議論がなされたのかは、私はまだ子供だったので分かりませんが、きっとお上のいうことには逆らわずに聞き入れたのでしょう。
他国の状況を持ち出して問題ないとする行為は、国にとっては非常に都合が良ろしいことでしょうね。