高齢ドライバーの限定条件付き運転免許

高齢ドライバー

高齢ドライバーによる交通事故の防止策を議論してきた警察庁の有識者会議は30日、運転能力などに応じて運転できる車両や地域、道路などを限った「限定条件付き運転免許」の検討を求める提言をまとめた。限定する条件として、自動ブレーキなど先進の安全技術を搭載した車両や運転しやすい小型車などを例示した。
認知症対策では今年3月施行の改正道路交通法で、免許更新時などに行われる認知機能検査で「認知症の恐れ」と判定された場合、医師の診断を受けることを義務付けた。現状では免許の取り消しや停止の処分までには最長4~5カ月かかることから、提言では「認知症の恐れ」と判定された段階で早期に対応することが必要とした。
日本経済新聞より。

 

診断を受けた上での免許取り消しの手間や自主返納がなかなか進まないことも理由にあろう。
自主返納の一口にいっても、都会と田舎で免許を手放した後の状況が異なるので(田舎で免許を手放してしまったら移動手段がない)、年齢によって区切って強制返納という措置もできない。
結果導き出した政策ということなのだろうが、これ、大丈夫か?

 

私が懸念する事の一つが、自動ブレーキ等の安全装置の信頼性がまだそれほど高くないことだ。
以前千葉県でプリウスが公園に突っ込む事故があった。

 

事故を起こしたプリウスは一番新しいモデルなのだけども、自動ブレーキ等の安全装置が付いているのではないか?

 

オプションなのか、フェンスだから検知しなかったのかは分からないけども、この手の安全装置を前提とした免許というのは時期尚早ではないだろうか。
こういう時は自動ブレーキが効くので、ブレーキ踏まなくても大丈夫ですよ、なんてやるのだろうか?
そんなわけないだろう。
基本的には人間のうっかりを補助する装置なのだから、きちんと制御下に置くという教習の方法は変わらない。

 

もう一つは、事故率は若年層の方が高いということ。
ニュースが高齢者の事故ばかりクローズアップするので事故率が高いように思われるが、実は若年層の方が高くなっている。

 

仮に限定免許を始めるとして、必要なのは高齢者と若年者となる。
高齢者ばかりをやり玉に挙げるのは間違いということだ。
要は年齢に関わらず、安全装置をさっさと普及させろということだ。

 

高齢ドライバーによる交通事故が相次いでいることを受け、東京都の小池百合子知事は11日、アクセルとブレーキを踏み間違えた際に急発進を防ぐ装置の取り付け費用を9割程度補助する方針を表明した。都議会の代表質問で答弁した。高齢者が対象で、具体的な年齢や開始時期は今後決める。
日本経済新聞より。

 

踏み間違いによる事故を減らすのに一番手っ取り早い方法は、MT(マニュアルトランスミッション)車を復活させる方法だと思う。
MT車で踏み間違いは100%起こらないとは思わないが、クラッチ操作も同時に行わなければならないので起きにくいことは確かだろう。
両手両足動かして運転するので、ボケ防止にも良いのではないだろうか。
でも、これだけMT車が廃れてしまうと、製造コストを考えると安全装置を付けた方が安く上がるような気がする。

 

自動運転が普及するにはまだ時間がかかる。
かといって、人口の少ないところに交通網を整備しても採算が取れない。
アニメ、サクラクエストでは、デマンドバスという形で解決していた。

 

安心して免許返納ができる社会はまだまだ先のようだ。

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