前回お知らせした通り、スタッドレスタイヤから履き替えた夏タイヤだけども、摩耗がもうそろそろ限界の上に金属片が刺さっている。
なので早々に交換することにした。
チョイスしたのは、ダンロップのル・マンⅤである。
以前履いていたのは、ブリヂストンのネクストリーなので、次はエコピアかなと思っていたのだけども、故あってダンロップとなった。
ネクストリーと同格なのは、ダンロップでいえばECOSとなるだろうか(ダンロップとしてはあんまり売りたくないのか、ホームページに乗ってないけども)。
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ECOSはヨコハマでした。
失礼致しました。
で、エコピアと同格なのは、エナセーブとなる(エナセーブにもいくつか種類があるけども、204だろう)。
最初はそれにしようかと思ったのだけども、値段があんまり変わらなかったので、興味があったル・マンⅤとした。
そんなに特徴のあるパターンではない。
サイレントコア(タイヤの内側にスポンジが張り付いてるやつね)を採用した、エナセーブよりも1グレード上のタイヤとなる(方向性がちょっと違うから一概に上ともいえないとは思うけども)。
サイレントコアの有無は、タイヤの刻印で確かめるしか術はない。
乗り始めてすぐに気づくのは、ショックの角が丸く乗り心地がすごく良いことだ。
でも、決して柔らかいわけではなく、タンといなしてくれる感じで非常に感触が良い。
もうヘタッてきている車のショックアブソーバー(ダンパー)が蘇ったかのような印象を受ける。
こりゃ良いタイヤだ、というのが第一印象だ。
SHINOBIテクノロジーなるもの(名前がちょっと恥ずかしいけども)が効いていると思われる。
期待していた音に関しては、そこまでではないかなという印象だ(個人の感想です)。
確かに平滑な路面ではものすごく静かだ。
高めのシャーッっという音はすごく抑えてくれる。
でも、アスファルトに混じっている小石が見えるくらいのちょっと荒い路面で出てくる、ジャーッ、という音はそれほど抑えてくれないように思える。
絶対的な音量が高いからかもしれないけども、そこはあんまり変わらないかなと思える(恐らく音量自体は下がっているとはおもうけども)。
シャーッという音の軽減はは、溝のパターンや内側に刻んであるギザギザによるものなのだろう。
溝壁セレーションと呼ばれるタイヤの溝に刻んであるギザギザ。
さて、このタイヤの売りである空洞共鳴音を下げてくれるサイレントコアだが、正直そこまでではないかなと。
というのは、シャーッというロードノイズがものすごく静かなので、ボコボコ、ドコドコといった、タイヤが叩かれた時に発する音が相対的に目立ってしまうからだ。
絶対的な音量は、スポンジが付いていないタイヤに比べて下がっているのだろうけども、最終的に感受される音としてはけっこう目立つという具合だ。
ル・マンというくらいだから、もっとサイドウォールを固めたりしてスポーティーに振ってあるかと思ったけども、そんなことはない、快適な良いタイヤだと思った。
名前負けしてるんじゃね?とも思ったけども、ル・マン24時間レース(タイヤの名前はレースから取ってると思って書いているけども、まさか街の名前からじゃないよね?)その名の通り24時間の長丁場となる。
単純に早いだけではダメで、ドライバーの負担を軽減する快適性や車の扱い易さも求められる。
単純に速いだけで扱いにくければ、ドライバーが披露して持てるポテンシャルを発揮できなくなってしまう。
だからこそ、ル・マンという名前にしたのだと思うのだけども、普通の人が果たしてそこまで分かってくれるか疑問だ。
単純にGT(グランドツーリング、グランツーリスモ)の方が分かりやすいと思うのだけども、日本的にはスポーティーなイメージGT-Rとか)になっちゃうので、それはそれで難しいのだろうか。
いろいろ書いたけども、総じて満足度は非常に高い。
音が期待外れだったことを覗いても95点はあげられるできだと思う。
もし、もっと静粛性を求めるのであれば、ル・マンの上にビューロというのがあるので、それをチョイスすれば良い。
15インチからしかないけどもwww